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言葉で世界を変えよう 万葉集から現代俳句へ

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京書籍 |
発売年月日 | 2010/07/29 |
JAN | 9784487803835 |
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言葉で世界を変えよう
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【本から】 フランスの哲学者、ガストン・バシュラール 「詩の言葉は、意味になった言葉のやや上にある」 数学者、藤原正彦 「美しいものを美しいと感じる心、これが数学を解くんです。 それは俳句と同じでしょう?」 数学者、岡潔 「情緒とは野に咲く一輪のスミレを美しい...
【本から】 フランスの哲学者、ガストン・バシュラール 「詩の言葉は、意味になった言葉のやや上にある」 数学者、藤原正彦 「美しいものを美しいと感じる心、これが数学を解くんです。 それは俳句と同じでしょう?」 数学者、岡潔 「情緒とは野に咲く一輪のスミレを美しいと想う心」 黛まどか (俳句の国際化について) 先ず、季語の問題がある。それぞれの国によって季節というのは 大いに異なり、咲く花一つとってもなかなか共有できません。 ただ自然の美しさは、どの国にもある。そして人は自然とのかかわり の中でくらしている。それから五・七・五も難しい。言葉の音節が 違いますからね。で、何が残るかと言えば、私は「切れ」だと思う。 詩の中における断絶です。これは全世界共有できる。ですから、 まず俳句は大きな意味で「自然詩」であるということ。そして、 「切れを入れる」というのを世界共通のルールにしたらどうかな、と 私は思っている・・・ (略)。 俳句というのは「もの」の文学です。たとえば悲しい事実を詠む 場合でも、「なんでこうなっちゃったんだろう」という嘆きや迷いを、 目に見える物に託することから始まる。ですから言って見れば、 その「託す」過程ですべてを受け留めざるを得ないんですね。 「もの」の文学として純度が高まれば高まるほど感情は浄化され、 次のステップへと昇華してゆく。俳句の魅力はまさにそこにあるん だと思うんですね。 俳句は単に表面的な自然の美しさや風雅を詠むものではありません。 真の対象は、その奥にある命です。あくまでも命と命の出会いであり、 共鳴なのです。「実際、芭蕉は人間禽獣はもちろん山川草木 あらゆる存在に熱烈な恋をしかけ、恋をしかけられた人である」 とは、寺田寅彦が松尾芭蕉について述べた言葉ですが、五・七・五 で完結するこの表現手段は、私たちすべてに門戸が開かれている 大いなる共有財産でもあるのです。五・七・五という調べの力を 借りて、私たちは大いなる自然と波動を合わせ交歓できるのです。 「感想」 かつて、全く我流で俳句を詠んでいたが、やっぱりきちんと 勉強してからやっていこうと思い、俳句関係の本を読み出している。 俳句を通して、様々なピュアな世界に気づき、交歓していきたい。
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タイトルだけを見ると、啓蒙的臭いも漂うが、著者が誰かをみればそんな本でないのは分かるはず。とにかく、スゴ本。 脳科学者の言葉と俳人の感性が交歓し、奈良の路に広がる雄大な自然と悠久の記憶の中を、おおらかに駆け巡る。 「言葉は身の丈」 「思いつきというのはひらめきですから、言葉が...
タイトルだけを見ると、啓蒙的臭いも漂うが、著者が誰かをみればそんな本でないのは分かるはず。とにかく、スゴ本。 脳科学者の言葉と俳人の感性が交歓し、奈良の路に広がる雄大な自然と悠久の記憶の中を、おおらかに駆け巡る。 「言葉は身の丈」 「思いつきというのはひらめきですから、言葉が生きている」 「流通しない言葉は言葉ではない」 「生命と言葉のあわい」 次々に飛び出す深層水のごとき言の葉に心奪われ、茂木氏の言葉を使わせていただく。 「意識の中に万葉時代が広がりました。その瞬間、確かに僕の中で時空概念の革命が起きました。」 融通無碍の日本文化に深淵に触れて、あらためて日本人である誇りをもつと同時に、現代人としてあまりにもお粗末な自分を内省することしきりでした。
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タイトルがカッコイイですよね。黛さんと同い年なんだけど、茂木さんとも一緒とは思わなかったです。内容は特に新しいことを言っている訳じゃないかも。対談者2人のことが好きなら、読みやすいと思う。私はどちらかというと苦手なキャラ。でも、やっぱり言葉に関する論考は誰の意見だろうと面白いなぁ...
タイトルがカッコイイですよね。黛さんと同い年なんだけど、茂木さんとも一緒とは思わなかったです。内容は特に新しいことを言っている訳じゃないかも。対談者2人のことが好きなら、読みやすいと思う。私はどちらかというと苦手なキャラ。でも、やっぱり言葉に関する論考は誰の意見だろうと面白いなぁ。
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