甲子園最高勝率 PL学園・中村流超エリート育成論 ベースボール・マガジン社新書

中村順司【著】

• 販売会社／発売会社: ベースボール・マガジン社
• 発売年月日: 2010/07/26
• JAN: 9784583102818

商品レビュー

2014/05/29

さすがはPLの親分！

110%の目標が一番成長させる。
成果は数字ではなく，体感するもの。
日誌（日記）をつける；1日1ページでも1年で365ページになる。自分専用のノウハウの詰まった百科事典となる。
　　- どんな工夫をしたか。
　　- どうやって壁を乗り越えたか
　　- 発見したこと（気づき）
　　- 改善個所
　　- 学んだこと　等々

団結力
リーダーが人間として信頼されないと誰もチームのためとは思いもしない。

桑田は高校時代はストレートとカーブしか投げなかった。もっと先の大きなものを志していた。自分の力を試していた。

PLで自分の居場所を探す。スラッガー9人ではチームはまとまらない。お山の大将⇒発想の転換

2010/09/16

印象に残ったことには2つ。一つは、PL独特の習慣である「献身（みささげ）」。献身とは、神に願いを叶えてもらうために、トイレ掃除など小さな徳を積んでいくことである。もう一つは、野球に疲れて卒業していくOBが多いのを見て、「卒業してからでも野球をすることができるように、余力を持って卒業させたい」と考えたという著者のポリシーである。全体練習の時間を短くする代わりに、上級生に下級生を付き添わせて行う自主練習を取り入れたことなど、これだけの実績を残しながら、育てることと勝つことを両立させたヒントがあるように思う。押し付けではなく、生徒自身の頭で考えさせることができたことが、教育者として凄いことだと思う。