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大江戸人情花火 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2010/07/14 |
JAN | 9784062766913 |
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大江戸人情花火
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
花火屋の手代兼職人だった清七が『鍵屋』の暖簾分けで『玉屋』の主人市兵衛となる。それを妬んだ『鍵屋』の大番頭に嫌がらせを受けながらも、良い花火を作り続け、いつしか『鍵屋』を上回る大店となる。だがその昇り龍の如き勢いを妬まれ…。 夜空に開く花火の様子、女に迷った市兵衛を信じた妻の強さ。職人同士の遣り取り。どれも魅力的だったが、あんな結末が待っていると知っていたら読まなかった。『玉屋』からの出火の咎を受け、円い花火を作るという夢を追いかけ技術を磨き続けていた市兵衛は花火に触れる事すら許されなくなったというのに、火付けをした『鍵屋』がのうのうと花火を打ち上げ「たまや」と掛け声を掛ける。感動なんて出来なかった。夏の夜空に花火を見るたびにこの苛立ちを思い出すのかと思うと、本当に読まなければよかった。
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一人の男とその女房の花火にかける物語 鍵屋の妾の子、清七(玉屋市兵衛)と女房おみつの微笑ましい展開である。全体に大した悪人も出ないが色々な展開が鏤められていて、興味深く読める。 最後の最後までまじめな二人が表されており長い話ではあるが、一気に読める。
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