1,800円以上の注文で送料無料

咸臨丸、大海をゆく サンフランシスコ航海の真相
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

咸臨丸、大海をゆく サンフランシスコ航海の真相

橋本進【著】

追加する に追加する

咸臨丸、大海をゆく サンフランシスコ航海の真相

定価 ¥1,650

550 定価より1,100円(66%)おトク

獲得ポイント5P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 海文堂出版
発売年月日 2010/07/19
JAN 9784303634322

咸臨丸、大海をゆく

¥550

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2014/09/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

咸臨丸の往路航海は荒天続きで難航したが、同乗したブルック大尉の適切な指揮と彼の部下らの活躍によってかろうじて危機を脱し、無事サンフランシスコに入港した。ブルック大尉はここで下船することになるが、彼はそれまでに、咸臨丸の復路航海―日本人のみによる大洋航海―を憂慮し、往路航海の途中から綿密な計画を立てて咸臨丸乗組員に対するシーマンシップ教育を実施した。また、メーアアイランド海軍造船所においては咸臨丸の徹底修理を造船所司令官に依頼し、さらに咸臨丸士官に復路の航海計画まで指導していたのである。 この咸臨丸の初のサンフランシスコ航海は勇気ある日本人の快挙であった。しかし、その成功の裏にはさまざまなドラマがあり航海の継続を危ぶむ場面もあった。本書ではそのドラマを紹介しながら咸臨丸の世紀の大航海成功の真相を探ることとする。(2010年刊) ・第1章 大航海時代と日本 ・第2章 日本海軍ことはじめ ・第3章 日米和親条約の締結 ・第4章 日米修好通商条約と遣米使節随伴艦の選定 ・第5章 咸臨丸に乗り組んだ人々 ・第6章 咸臨丸がゆく ・第7章 士官の航海技術 ・第8章 船将としての勝麟太郎 ・第9章 キャプテン・ブルックのシーマンシップ教育 ・第10章 航海中の出来事 ・第11章 サンフランシスコにて ・第12章 復路航海への布石 ・第13章 サンフランシスコ出港―復路航海 ・第14章 遠洋航海の総括 ・第15章 それからの咸臨丸 著者は、元商船大学の教授。船長の経験もあり、大河ドラマ「龍馬伝」では操船技術指導をされているそうである。咸臨丸のアメリカ航海を技術面で論じる上で、どの様な見解になるのか興味があって購入した。 この航海、木村芥舟側に立つか、勝海舟側に立つかで見方が変わる。著者は、船長としての勝海舟に対して厳しい見方をしているが、船長とはどういうものかという視点は貴重である。反面、勝を御家人から旗本に出世したとしており、誤りがある。 惜しむらくは、松浦玲の「勝海舟」(筑摩書房)を参照していない事である。両書とも同じ年の刊行であるため、タイムラグがあったと思うが、勝海舟の伝記の決定版が反映されなかったのには臥龍点睛を欠く思いがした。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す