三毛猫ホームズの幽霊クラブ カッパ・ノベルス

赤川次郎(著者)

• 販売会社／発売会社: 光文社
• 発売年月日: 1985/11/25
• JAN: 9784334026264

商品レビュー

2019/01/12

プロローグを読み、うちもお願いします！って手を挙げる妻は結構いるのではないだろうか…(笑)
現生で何千万…証拠は残らないから知らないで通せば…と、ぶつぶつ呟きながら読み進めちゃった！

2011/06/21

三毛猫ホームズシリーズ 第８弾。
迷コンビ、片山＆三毛猫ホームズご一行のヨーロッパ旅行第２話にあたる今作品。

冒頭、瀕死の状態の身元不明の男が病院に担ぎ込まれ、看護婦がとある男に連絡を付ける・・・
「これならぴったりかもしれない。」と思い立って。
その事故で死んだ夫の事は内密にして、「名前、過去、経歴全てを売って欲しい」と名乗る男が事故にあった妻の素を訪れる。
...こんな感じで物語はスタート。

場面は変わって ドイツのとある古城ホテル、お馴染みの面々が優雅な休日を過ごそうとしていた矢先・・・片山はそこで起きた暴行事件の犯人にされてしまう。それだけならまだしも、
その暴行を受けた女性に「あなたには私の面倒を見て下さる義務があると思うんです」と、「今夜から、私、あなたの妻にしていただきます」と、言った具合に強引に押し切られてしまう。そして次々に起こる不可解な事件。
お馴染みの猫嫌いで晴美にぞっこんの石津刑事、片山の頼れる？上司・課長の栗原警視も交え、「幽霊クラブ」の真相と事件の解決に迫っていく面々。

しっかし、海外に来てまで殺人事件に出くわすとは...なんとも不運ではある片山だが、
どうやら幾度となく危険な目に遭っても懲りない、妹・晴美の好奇心がその不運を呼び寄せていると言うのが定着して来た作品でもある。
例に漏れず、今回も晴美は危ない橋を渡る羽目になるのだが...。