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カフカの生涯 白水Uブックス1116
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カフカの生涯 白水Uブックス1116

池内紀【著】

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カフカの生涯 白水Uブックス1116

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2010/07/10
JAN 9784560721162

カフカの生涯

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商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2016/01/07

様々な女性との恋愛や父との確執。そして保険外交官としての日々の労働。でもカフカの中では創作を中心に全てが回っていたんだなとなんだかしんみりした。

Posted by ブクログ

2010/08/08

ボヘミアのユダヤ人の多くが時の権力に合わせてドイツ名を選んだなかで、なぜチェコ名を選んだのか。姓はスラブで、名はドイツである。差別され続けてきた者の知恵で姓名を二つに分け、それぞれを万一の時のよりどころにしようとしたのかもしれない。 ハプスブルグ体制が全ユダヤ人に市民権を与えたの...

ボヘミアのユダヤ人の多くが時の権力に合わせてドイツ名を選んだなかで、なぜチェコ名を選んだのか。姓はスラブで、名はドイツである。差別され続けてきた者の知恵で姓名を二つに分け、それぞれを万一の時のよりどころにしようとしたのかもしれない。 ハプスブルグ体制が全ユダヤ人に市民権を与えたのは、人道的な理由でもなんでもなかった。経済的な理由で収税の向上を図った。 チェコ人にとってはユダヤ人はドイツ人だが、ドイツ人にはユダヤ人はユダヤ人である。そしてユダヤ人にとってユダヤ人はどこまでもユダヤ人以外の何ものでもない。 カフカが保険会社に就職するときの履歴書の特技は、ドイツ語の筆記。英語は習得したが実務不可。 1916年、ガリツィアからの大老のユダヤ人難民がともにそれぞれのユダヤ性を意識させ、結び合わせる力になったのだろう。ベルリンのユダヤ人収容所について、カフカはかなりのことを知っていた。 カフカが民衆ユダヤと言った言い方をしているのは、そんな区別がされていたから。都市に住み着き多数派にどうかしてれっきとした市民となった都市ユダヤ人に対して、主としてこの都市ユダヤ人から蔑視を含んで使われた。 カフカの生涯にあって、とびきりの皮肉というものだった。およそ求めてはならなところに自由と安らぎを求めたのだ。1923年のベルリンである。

Posted by ブクログ

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