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死闘館 我が血を嗣ぐもの ミステリ・フロンティア
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2010/06/30 |
JAN | 9784488017637 |
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死闘館
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太平洋戦争時代の日本兵捕虜一斉蜂起に端を発し最強を謳う柔術。火山によって孤立する館で起こる連続殺人と言うどこかで聞いたような舞台設定だが、現代と戦時中が交差するストーリー展開にマウイ文化を絡ませて読者を厭きさせない。究極の強さは間違いなく狂気に充たされており、連続殺人の発端となる...
太平洋戦争時代の日本兵捕虜一斉蜂起に端を発し最強を謳う柔術。火山によって孤立する館で起こる連続殺人と言うどこかで聞いたような舞台設定だが、現代と戦時中が交差するストーリー展開にマウイ文化を絡ませて読者を厭きさせない。究極の強さは間違いなく狂気に充たされており、連続殺人の発端となる。無敵の定義が語られるシーンでは背筋が寒くなった。前作を未読でも十分楽しめる丁寧な作りに好感。最後の真相に至る複数形の問題などはなかなかよくできていた。どんでん返しも用意されていたが逆にそこは少し蛇足的になってしまっていたのが残念。強い格闘家を素手で殺害というミステリー的な面白さも今一つ消化不良気味。難点を挙げてしまったが、テンポもよくとても楽しめた。真の強さとは何か、最強の意味とは何か、前作に続いてのテーマに去っていく老格闘家の後姿がひとつの答えを語っている。
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とある因縁というか格式というかそういうものがある一族がいまして。その一族が「死闘館」と呼ばれる人里離れた山奥にある館に集まってですね。当主が自分の後継ぎについて意味深なセリフを吐いたと思ったら、その夜に殺人が起こります。 館にある唯一の外部との連絡口である電話も壊されていまして。...
とある因縁というか格式というかそういうものがある一族がいまして。その一族が「死闘館」と呼ばれる人里離れた山奥にある館に集まってですね。当主が自分の後継ぎについて意味深なセリフを吐いたと思ったら、その夜に殺人が起こります。 館にある唯一の外部との連絡口である電話も壊されていまして。車で行こうにも崖崩れが起きたりとかして無理。そうこうしているうちに第二の殺人が・・・ うわあ!!!ベタだ!!!w しかしベタってのはそれはそれで心地よいものではありますw まあ読んでみるとバックストーリーとかはベタとかではなくていろいろと趣向がこらしてあったりはします。そもそも日本の話じゃない・・・まあ日本であってもいいような気もしますがw
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ひたすらに「強さ」を求める格闘家一族の物語。というとハードボイルドっぽいものを想像しそうですが。ミステリです。しかも遺産相続クローズドサークルというお約束要素つき。 そこまでしてこだわることかとも思うけれど。「強さ」を突き詰めるとそこにいっちゃうのかもね。事件の真相もなかなか一筋...
ひたすらに「強さ」を求める格闘家一族の物語。というとハードボイルドっぽいものを想像しそうですが。ミステリです。しかも遺産相続クローズドサークルというお約束要素つき。 そこまでしてこだわることかとも思うけれど。「強さ」を突き詰めるとそこにいっちゃうのかもね。事件の真相もなかなか一筋縄ではいかなくて。だけど彼らの理屈は理解できなくとも、非常に人間らしいミステリだったと思いました。なんだか……悲しいですよね。
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