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瓦 歴史とデザイン
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 淡交社 |
発売年月日 | 2001/01/18 |
JAN | 9784473017802 |
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瓦 歴史とデザイン
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■目次 はじめに 山田脩二 第1章 屋根が醸し出す 各地の瓦風情散策 山田脩二 都市の表情と質感 瓦探訪 北から南へ 第2章 昔の瓦の造り方 小林章男 瓦粘土のこと 土打から乾燥まで 窯焚き 第3章 日本の瓦のうつりかわり 小林章男 日本への瓦の伝来 歴史を...
■目次 はじめに 山田脩二 第1章 屋根が醸し出す 各地の瓦風情散策 山田脩二 都市の表情と質感 瓦探訪 北から南へ 第2章 昔の瓦の造り方 小林章男 瓦粘土のこと 土打から乾燥まで 窯焚き 第3章 日本の瓦のうつりかわり 小林章男 日本への瓦の伝来 歴史を語る瓦 中世の瓦 ─ 職人の変化と瓦の変化 瓦大工 橋吉重と室町時代の瓦 古建築に見る最良の瓦の納め方 諸大名の築城と瓦師 民家の瓦の使い方 屋根に表現される祈り・願い 幕末からの瓦事情 近代の職人の生活 第4章 新たなる甍のうねり 山田脩二 瓦生産地盛衰記 ─ 瓦の現在 人口の移動と瓦の生産量 ─ 「手造りの瓦」から「工業製品」へ 瓦と西洋建築との出会い 伝承と新たな波 瓦の原土感覚は…… 私の瓦歷 あとがき 小林章男 古文献に見る瓦の名称の変遷 瓦のいろいろ ■まとめ ★瓦は一に土、二に窯(焼き)、三に造り ・瓦の歴史概観: 社寺建築(古代) → 城郭(安土桃山) → 大名の武家屋敷・商家(江戸) → 一般の民家(明治) → 工業製品としての瓦(昭和) → 伝統技術の維持・発展・継承(現代の課題) ・瓦の三大産地化: 三河・淡路・石州 ・保存と修復の技術を受け継ぐ職人たち: 現代の瓦は工業化が進み、早く・安く・安定した屋根瓦が大量生産されるようになると、瓦の素材感や表情が均質化し、屋根の上の存在感が軽く、歴史の重さを感じさせなくなった。しかし1400年にわたる日本の瓦の歴史のうち1300年あまりは、職人たちが延々と手間隙かけて、手造りで瓦を造り続けてきた。現代の日本は文化財の保存や修復に欠かせない職人の育成を怠っているが、いつの時代も試行錯誤をくり返しながら技術を磨いてきた職人衆がいたからこそ、現在があることは忘れてはいけない。 ■感想 母方の祖父はかつて淡路島の津井で瓦大工をしていた、というのを知ったのは去年のことだ。わたしが2歳か3歳くらいのときに亡くなったので思い出はほとんどない。けれどほとんど知らないその人のことを、数十年遅れで少し知りたいと思って本書を手に取った。 共著者のひとり山田氏はまさにその淡路の津井で瓦の修行をした方だそうで、淡路瓦の写真がいくつも掲げられていた。祖父が葺いたという京都の東本願寺の瓦屋根もあった。もちろん無名の職人ではあっただろうけど、祖父が生きた証しを紙面越しに認めてもらえたような気がして、嬉しくなった。
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