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戦国時代論
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戦国時代論

勝俣鎮夫(著者)

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戦国時代論

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1996/11/14
JAN 9784000029971

戦国時代論

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商品レビュー

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2012/01/16

分かりやすい!そして面白い! きちんとした論文なのだが、まるでエッセイを読んでいるようだった。 内容は、戦国時代の権力構造や、身分制度、経済機構など多面的に時代を捉えることに挑戦した本。 特に目を見張ったのが、北条早雲についての話。 戦国時代の幕開けは、早雲が足利茶々丸を襲った...

分かりやすい!そして面白い! きちんとした論文なのだが、まるでエッセイを読んでいるようだった。 内容は、戦国時代の権力構造や、身分制度、経済機構など多面的に時代を捉えることに挑戦した本。 特に目を見張ったのが、北条早雲についての話。 戦国時代の幕開けは、早雲が足利茶々丸を襲ったのを契機として始まったという。 徒手空拳で天下にその名を轟かせたというこの事件、実は室町幕府の権力争いの中のひとつの事象でしかないという話。 現在でも、小さな国で起こるクーデターなど政変は、大国同士のパワーバランスによって引き起こされることがある。 早雲も上のレイヤーで起こる政治的パワーゲームに利用されつつ、絶え間ないパワーゲームの中をすり抜けて関東に確固たる地位を気づいたのだと、改めて認識しました。 戦国時代に興味のある方には、かなりオススメです。

Posted by ブクログ

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