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逃がれの街 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 1985/01/25 |
JAN | 9784087508482 |
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逃がれの街
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商品レビュー
4
10件のお客様レビュー
久し振りの作家さんシリーズ第3弾。北方謙三さん。 電気屋で配送の仕事をしている水井幸二は、ある晩、高校の同窓生を泊めたことをきっかけに誤認逮捕されてしまう。 ん~。昔はもっと面白いと思ったはずなんだけどな。 年を取ると読書の評価も変わるのかもしれない。 以前に読んだことがある...
久し振りの作家さんシリーズ第3弾。北方謙三さん。 電気屋で配送の仕事をしている水井幸二は、ある晩、高校の同窓生を泊めたことをきっかけに誤認逮捕されてしまう。 ん~。昔はもっと面白いと思ったはずなんだけどな。 年を取ると読書の評価も変わるのかもしれない。 以前に読んだことがあるかもしれないと思ったが、わからなかった。 まあ、犯人を推理したり、ストーリーを楽しんだり、どんでん返しを楽しんだり、するようなタイプの小説ではないから別にいいのだが。 解説にもあるようにストーリー至上主義ではない。 むしろ逆だろうと思う。 ストーリーを表すための駒としてのキャラクターではなく、キャラクターを浮き彫りにして磨き上げるためにストーリーが用意されている。 つまり、この水井幸二というキャラクターに心酔できるかどうかで評価が分かれるのだろう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
奥深く、簡単には言い表せぬ感情を巧みに描かれている。読者の想像に委ねる部分が多い為、ハードな読書になった。 主人公は水井幸二。 あまりにも理不尽な出来事をきっかけに、彼の人生は狂ってゆく。 以下ネタバレ有り。(備忘録) 誤認逮捕、女、仕事。行きついた先は、ヒロシという少年との逃亡生活。しかし、どこか満たされた逃亡生活だ。絶望の中でも、水井幸二は夢を描いた。罪を犯そうとも、守ろうとしたものがあった。 人は強く生きる。守るべき相手がいれば、自らを犠牲にしてでも戦う。たとえそれが歪んだ感情であり、自分本位で、世間から逸脱した行為であったとしてもだ。 読者として、重ねる罪に嫌悪感を抱くと同時に、憐れみを感じずにはいられない。一つのきっかけから、ここまで人は追い詰められ、そして生き甲斐を感じ、強くなってゆくものだろうか。幸二について、どこまで同情し、どこまで肯定すべきであろうか。 小さな幸せがいっぱいある。 だけど悲しい物語。 読了。
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主人公は不器用だけれど、何か芯が通っていて、その心の機微にヒヤヒヤしながらおもしろく読みました。なんでこんなに上手くいかないんだろう?って感じがもどかしいながら、おもしろかったです。
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