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闘士 ハヤカワ文庫SF
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 1977/12/01 |
JAN | 9784150102722 |
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闘士
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商品レビュー
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大いなる力には、大いなる責任が伴う(スパイダーマンよりベン叔父さんの言葉) 父親の研究成果によって明晰な頭脳と超人的肉体を持って生まれた男。スーパーマンの原点と言われる超人小説の元祖であり、人間離れしたマイノリティーとしての悲哀に満ちた『アルジャーノンに花束を』に近いストーリー。1977年の文庫本。 この文庫本は40年ほど前の中高生時代に弟が購入したものだが、その弟は30年前19歳の時に冬の夜道の運転ミスで亡くなっている。 その本を今の今まで残してあったということも不思議だが、今になって読もうと思ったことにも何か因縁めいたものを覚えずにはいられない。 この古典的なSF小説は、今の自分の生き方に何か1つの方向性を指し示していると感じた。それが前向きなことなら、別に偶然や気のせいであってもいいじゃないかと、そう思うのだ。 超能力物ではこういったリアル設定の映画が最近でもあったが、超人的なパワー・スピード・ジャンプ力を持った人間を描いた作品は見当たらない。いい加減食傷気味のヒーロー物実写化より新鮮に感じる。万人向けではないだろうけど。 人間離れしたマイノリティーのメロドラマを強調して読み継がれた『アルジャーノンに花束を』を比較対象にしたが、個人的にはこっちの方が人生訓として優れているような気がする。超人小説としてセット売りすればいいかも知れない。 この物語で一番重要なポイントは、主人公の超人ヒューゴーには高潔さと思慮深い精神があったこと。それはスパイダーマンとなったピーターの叔父ベンが残した名言「大いなる力には、大いなる責任が伴う」を連想させる。 父親が信じ、息子が目指した理想世界と高潔な人類の未来は幻想だった。そのことに気づいた時、ヒューゴー・ダナーは全てを捨てて旅立った。 しかし神は何も答えぬ代わりに雷を振り下ろした…
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超人テーマの古典 終わり方に賛否がありそうだが・ 表紙 4点依光 隆 展開 6点1930年著作 文章 4点 内容 660点 合計 674点
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