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哲学の慰め 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1938/11/01 |
JAN | 9784003366219 |
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哲学の慰め
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古代末期に記され、西洋思想に多大な影響を与えた一書。監獄に囚われたボエティウスのもとに、哲学の女神が現れ、不幸を嘆く彼に対して、真の哲学の教えを与える。その中で、幸福とは何か、悪は存在しない、摂理とは何かなど、以降の哲学を規定することになる様々な問題が論じられる。しかし、苦境にあ...
古代末期に記され、西洋思想に多大な影響を与えた一書。監獄に囚われたボエティウスのもとに、哲学の女神が現れ、不幸を嘆く彼に対して、真の哲学の教えを与える。その中で、幸福とは何か、悪は存在しない、摂理とは何かなど、以降の哲学を規定することになる様々な問題が論じられる。しかし、苦境にある人間を哲学が救うという筋書き自体は、細かな教えを越えて、人間に対して広く訴えかける力を有しているのではないかと思われる。
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ボエティウスは、本書第1章でまず自らの不幸な運命の嘆くものの、第2章以降で、権力、富、名誉、快楽などの善の無意味さを自覚するに至る。彼によれば、人間は、神性の獲得で幸福になるが、運命の背後には神の摂理があり、徳があれば、運命はすべて良いものである。第5巻によれば、偶然というものは...
ボエティウスは、本書第1章でまず自らの不幸な運命の嘆くものの、第2章以降で、権力、富、名誉、快楽などの善の無意味さを自覚するに至る。彼によれば、人間は、神性の獲得で幸福になるが、運命の背後には神の摂理があり、徳があれば、運命はすべて良いものである。第5巻によれば、偶然というものは存在しない。ただし、因果関係の秩序にも自由意志はあるという。 必然と自由意思の関係に関する第5巻の趣旨が判然としないが、すべては神が決定しているものの、人間の意識レベルでは自由が残されているという議論なのだろうか。
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