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抗命 インパールⅡ 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 1990/05/01 |
JAN | 9784167151027 |
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抗命 インパールⅡ
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著者のインパール作戦4部作のうち第2作である。インパール作戦では、第15軍の第31師団、第15師団、第33師団、計3個師団がビルマからインドに侵攻した。第1作『インパール』では南部に侵攻した第33師団を描いているが、本作では北部に侵攻した第31師団(通称「烈」)の軌跡を克明に描い...
著者のインパール作戦4部作のうち第2作である。インパール作戦では、第15軍の第31師団、第15師団、第33師団、計3個師団がビルマからインドに侵攻した。第1作『インパール』では南部に侵攻した第33師団を描いているが、本作では北部に侵攻した第31師団(通称「烈」)の軌跡を克明に描いている。列師団と言えば、佐藤師団長による独断撤退であまりにも有名である。苦難の末にインパール北方のコヒマを占領し、インパールへの補給遮断に成功していた列師団がなぜ独断撤退するに至ったのか。この点については、皇道派であった第15軍牟田口司令官との確執に遡り、その牟田口司令官による無謀な作戦立案、当初から懸念されていた補給の途絶、司令部の支離滅裂な作戦指導などが挙げられる。そして本人のためと称して佐藤師団長を精神異常者に仕立て上げ、作戦失敗の責任を押し付けようと企図する軍上層部。著者が断罪するのは、戦後にまで続くまさにこの「無責任」にほかならないのだ。
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