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刑務所で泣くヤツ、笑うヤツ 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2010/06/07 |
JAN | 9784309410265 |
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刑務所で泣くヤツ、笑うヤツ
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刑務所で泣くヤツ、笑うヤツ
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『梅酒一杯15万円事件』にて3年の『お勤め』を新潟の刑務所で送った筆者が綴る獄中記です。このころは外国人による犯罪が多発し始めたという世相と閉鎖的な環境におかれた人間の記録という二つの読み方が出来ます この本はかつて『ぼったくりの帝王』として新宿歌舞伎町でその名をはせた筆者が...
『梅酒一杯15万円事件』にて3年の『お勤め』を新潟の刑務所で送った筆者が綴る獄中記です。このころは外国人による犯罪が多発し始めたという世相と閉鎖的な環境におかれた人間の記録という二つの読み方が出来ます この本はかつて『ぼったくりの帝王』として新宿歌舞伎町でその名をはせた筆者が『梅酒一杯15万円事件』にて『御用』となり、新潟の刑務所にて三年間の『塀の中』生活をつづった手記です。ここで書かれたことはあまり自分の人生には役に立ってほしくはないものばかりだったのですが、読み物としては彼の文体や語り口もあいまって、日ごろ、『娑婆』にいる私たちがあまり窺い知ることの出来ない『塀の中』の住人の実態というものを筆者の視点というものを通して疑似体験したという意味では意義があったものだと思います。 読んでいて思ったことは彼が服役していた時期は確か、外国人の犯罪、裏ロムやクレジットカードのスキミングなどの事件が多発していた時期だと推測され、筆者が塀の中で交流を持ったのはミャンマー人で敬虔な仏教徒であるがゆえに周りの囚人との軋轢があったモゥという囚人だったり、福建省のピッキンググループのリーダーだった李や、マレーシアのスキミング団の幹部のグエンなど本当に多士済々の『経歴』を持つ彼らと歌舞伎町で培った交渉力で彼らと『先生』と呼ばれる看守たちとの間に立って便宜を図っている場面は、特に印象に残っています。 彼はよく一般社会の価値基準からすると『え、こんなことで!?』と思いたくなるようなことをして看守から注意を受けていましたが、こういう細かいところにこそ、塀の中と外とを分ける『壁』を強く感じずにはいられないものでした。確か、この本はvシネマとしてDVDかされているはずですので、近いうちにこちらもチェックしてみたいと思います。何かあったときのため、というのがまずひとつと、閉鎖的な環境におかれたときの人間の行動に関する貴重な記録として、非常に面白く読むことが出来ました。
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自分の知らない世界のひとつを垣間見れました。興味深かったです。 結局、初犯とはいえ懲罰6回の"オレ"が他の人よりも早くに出所できたのはなぜ? カバーデザインが素敵でした。装丁買いです。 MVP:なし
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