- 中古
- 書籍
- 文庫
善なるもの一なるもの 他一篇 岩波文庫
定価 ¥550
495円 定価より55円(9%)おトク
獲得ポイント4P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1997/06/01 |
JAN | 9784003366912 |
- 書籍
- 文庫
善なるもの一なるもの 他一篇
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
善なるもの一なるもの 他一篇
¥495
在庫なし
商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 新プラトン主義の創始者、ギリシアの哲学者プロチノス(205~270)の主著。 世界はひとつの根元的な存在である「善なるもの一なるもの」の流出であり、この世のすべてのものはその現れであるという彼の体系は、古代末期における宗教的なものへの哲学の転回を代表するものであり、キリスト教神秘主義に大きな影響を与えた。 [ 目次 ] [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
Posted by
新プラトン学派のプロチノスの論文。 非常に薄いものであるが、プロチノスの思想を存分に示している。 『善なるもの一なるもの』においては、すべての存在が、ひとつであることによって存在であるという考察から始まり、最終的には知性を超越した、プロチノスの「神秘体験」とも呼べるべき一者...
新プラトン学派のプロチノスの論文。 非常に薄いものであるが、プロチノスの思想を存分に示している。 『善なるもの一なるもの』においては、すべての存在が、ひとつであることによって存在であるという考察から始まり、最終的には知性を超越した、プロチノスの「神秘体験」とも呼べるべき一者との融合が語られる。 善や、知性よりも根本的なものとして、光の根源のように一者が存在するのである。 その過程において、私の興味をひいた箇所は、 「しかし、自分自身を識る者は、また自分がどこから由来するかということを知るであろう。」 プロチノスが求める本質的な「一者」は「多」であり、「他」でもある外に見出されるものではなく、やはりその立脚点には「自己」があるのではないだろうか。
Posted by