復讐は俺の手に ハヤカワ・ミステリ文庫

ミッキー・スピレイン(著者), 平井イサク(訳者)

• 販売会社／発売会社: 早川書房
• 発売年月日: 1987/09/30
• JAN: 9784150714529

商品レビュー

2023/11/01

モテ男マイクの実力とくとご覧あれ。

今回はモデルが関係者になってくるので
マイクはことごとく誘惑されてしまうという
誰得な作品となっています。

いったいそんなにモテるって何なんだ。

ですが事件は相当にハード。
どうやらこの事件の背後には
あまりにも胸糞な事実が関わっているようで。

その事実をすべて紐解いた後に
ある人間が出てきます。
まあ察しはつくでしょうが
ラストにおまけがありますぜ。

2015/02/15

マイク・ハマーが目を覚ますと数人の警官と友の死体があった。チェスター・ウィーラーはかつての戦友であり、前日たまたま会って飲み過ぎ、ホテルに一緒に泊まった。ウィーラーはその夜、ハマーの拳銃で自殺したと見られた。しかし、ハマーは自分の銃に常に6発の銃弾を入れていたはずが4発しか残っていなかった。ウィーラーを殺した弾ともう1発の弾はどこへいったのか。ハマーはこれを殺人事件として捜査することを決意する。

地方検事がハマーの探偵許可証を取り上げ捜査の妨害をするなか、助手のヴェルダとともに事件の真相を探る。ウィーラーが死んだ前日にファッションモデルと行動を共にしていたことがわかる。モデルクラブの経営者ジュノー・リーヴス、支配人のアントン・リプセック、モデルが出入りする賭博場経営者ディンキー・ウィリアムズらに話を聞くうちにハマーは何者かに銃撃を受ける。ヴェルダとモデルのコニー、旧知の刑事パットらの協力を得てさらに捜査を続ける。

結局、ディンキーとアントンが協力して市の有力者とモデルとの情事を撮影して脅迫していた。ウィーラーも脅迫の被害者の一人だったが、相手のモデルが娘の知り合いだと気付き消されることとなった。ディンキーを探っていたヴェルダを間一髪救い出しディンキーを追うが、モデルクラブの事務所でコニーが殺されたのを発見した。そこでモデルクラブの経営者ジュノー・リーヴスの家を訪ねる。すべての黒幕がジュノーだと推理し、実際に殺人を犯したのもジュノーだとわかるとハマーはジュノーを撃ち殺した。女だと思っていたジュノーは実は男だった。