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ともいきの思想 自然と生きるアメリカ先住民の「聖なる言葉」 小学館101新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2010/06/06 |
JAN | 9784098250875 |
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ともいきの思想
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商品レビュー
4.4
9件のお客様レビュー
ネイティブアメリカ研究をされている著書のもの。 現代に生きるネイティブアメリカンを中心に書かれている。白人が来てからの彼らの歴史は理不尽でつらい。なんとか自活してその叡智を世界に広めてほしいなと思う。 ほんと文明ってなんだろ。
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題名の「ともいき」とは「共生」を音で読んだもののようだ 和語のこういう言葉があるのかどうか知らないけれど 柔らかくていい言葉だと思う 数あるインディアン保留地の中で深い出合いのあったダコタ(スー)との 20年を超える付き合いによって 自然と共に暮らすアメリカ先住民の生き様と歴史...
題名の「ともいき」とは「共生」を音で読んだもののようだ 和語のこういう言葉があるのかどうか知らないけれど 柔らかくていい言葉だと思う 数あるインディアン保留地の中で深い出合いのあったダコタ(スー)との 20年を超える付き合いによって 自然と共に暮らすアメリカ先住民の生き様と歴史を 比較文明学という学者である著者の体験から得た 彼らの「聖なる言葉」を通して紐解く 今日は死ぬにはいい日だ 足りることにことになっている 太鼓が来れば祭りは始まる 自然から離れると人の体は固くなる 憎しみを超える そこに美がある 人はそれぞれの歌を持つ もらったものはあげたときにギフトになる 持つに相応しい者は自ずとやって来る などを自分の実体験によって気付き学んできたことを まとめたもので 机上の研究とは別物の深みがある 141017 比較文明学なる研究者によるフィールドワークから得た インディアンの生き様に関する体験談を紹介している サンダンスに関わる多くの事柄や 必要以外のものを手放すギブ・アウェイに関する 実体験も面白い すべてが来るもの拒まず去る者追わずで 誰が何人集まるかもわからない祭りのような状態で すべてに行き渡ることを大事に素をのだから 何をどれだけ用意すればいいのかの手掛かりもない 本来は無理せずに在るもので十分なのだろうけれども 著者の心配は尽きることがない そんな中 ラコタ(スー)族の友人が云うには 「足りることになっている」から大丈夫だと言う 彼らの文化は個々の内面を大事にし 潔さに美を見出す 伝承口伝の文化は文字文化と異なり 部分の羅列による知識ではなく知恵をも通り越して 全体を視野に入れた倫理観に重きをおく 部分と全体のつながりと兼ね合いに心を配る 利己的な権利を目指す競争ではなく 嘘も秘密もないお互いの切磋琢磨による調和を好む
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※このレビューにはネタバレを含みます
となりの学部だった阿部珠理先生の本に、ここアフリカの地で逢った。 不思議な縁と懐かしさもあって、勢いよく読破。 アメリカ先住民研究が専門だが、あとがきにもあるように、この本は研究論文ではなく、個人的な経験えと想いが綴られていて、大変興味深かった。 「足りることになっている」 「今日は死ぬのにはいい日だ(ラコタ族が戦闘に行くときにあげる雄たけび)」潔く死ぬためには、潔く生きなくてはならない。 「持つにふさわしいものは、自ずとやって来る」 長い歴史の間に語り継がれてきた聖なる言葉ってほんとすごいなって思います。セドナにかんたんに行っちゃう前に、読めてよかったかも!なんて。
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