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救児の人々  医療にどこまで求めますか
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救児の人々 医療にどこまで求めますか

熊田梨恵(著者)

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救児の人々  医療にどこまで求めますか

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 鍬谷書店
発売年月日 2010/05/25
JAN 9784990346157

救児の人々

¥220

商品レビュー

4.6

8件のお客様レビュー

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2013/08/10

妊娠経過が順調で、お腹の子が元気でも、どんなに生活に気をつけていても、超早産や出産時の事故は起こりうる。 10年前だと、500gで生まれた子は助からない、が常識だった。今やその常識は覆されている。「命だけは」助かる。そう、「命だけは」。救命された児のうち、全くの健常者として生活で...

妊娠経過が順調で、お腹の子が元気でも、どんなに生活に気をつけていても、超早産や出産時の事故は起こりうる。 10年前だと、500gで生まれた子は助からない、が常識だった。今やその常識は覆されている。「命だけは」助かる。そう、「命だけは」。救命された児のうち、全くの健常者として生活できる人の割合は少ない。 医療技術の進歩は同時に、受け皿が用意されないまま重度の障害児(者)を増やしてしまっている。 重度の障害児(者)を家庭だけで見ることは相当の困難を要する。しかし、患者と家族を支援するための社会的リソースは整っていないし、世間の目も冷たく厳しいのが現実だ。 助けられるようにはなった。しかし、助かった命が生きていける社会制度や世間の空気は整っているのか。 他人事ではない。今元気な人も、事故や病気で重度の障害を負わないとも限らない。いつどのような形でわが身に降りかかってくるか分からないことだ。 そういう目線で、ぜひ一度読んでほしい一冊です。

Posted by ブクログ

2012/02/25

SundayLABのメンバー熊田梨恵さんの記念すべき初の著書です☆ 2008年に起きた脳内出血の妊婦が8つの病院をたらい回しにされた後、最終的に受け入れられた都立墨東病院の事件をきっかけに 新生児医療の現場と親御さんの心の訴えをそのまま表現されています。。。 墨東病院事...

SundayLABのメンバー熊田梨恵さんの記念すべき初の著書です☆ 2008年に起きた脳内出血の妊婦が8つの病院をたらい回しにされた後、最終的に受け入れられた都立墨東病院の事件をきっかけに 新生児医療の現場と親御さんの心の訴えをそのまま表現されています。。。 墨東病院事件をきっかけにNICU(新生児用集中治療室)が増え、命を救われる新生児が増える一方で病院を退院後の福祉の受け皿が少ないっという現状。 母親は「助からなければよかったのに。。。」と重度の障害をかかえる新生児の育児の苦悩をありのまま取材により表現されています。 妊婦に関わらず一般の女性に広く読んでいただきたい一冊です☆

Posted by ブクログ

2011/11/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新生児医療の厳しく生々しい現実が、当事者へのインタビュー形式で語られていて、迫力を感じる。極めて重い内容だが、今の日本の医療問題を真剣に考えるために、是非一読して皆で考える内容だと思う。今はTVドラマやノンフィクション番組など、医療関係はかなりリアルな内容で描写されているが、現実では比較にならない位重いドラマがある事を改めて実感させられる内容だ。

Posted by ブクログ

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