33歳ガン漂流ラスト・イグジット ポプラ文庫

奥山貴宏【著】

• 販売会社／発売会社: ポプラ社
• 発売年月日: 2010/06/05
• JAN: 9784591118580

商品レビュー

2014/05/27

再読なんですけれども、やっぱし良かったと同時にアレですね…やっぱり亡くなる寸前の文章はこちらも読んでいて辛いものがありますねぇ…社畜死ね！！

ヽ(・ω・)/ｽﾞｺｰ

著者の小説も小説で良かったですけれども、自分はやはり著者の日常を感じられるこのエッセイシリーズが好きですね！　ブログの文章も随所に散りばめられており、ますます著者を身近に感じることができるかと存じます…。

というわけで…また何かの際に再読したいな～と思う作品でしたね…さようなら…。

ヽ(・ω・)/ｽﾞｺｰ

2012/04/20

コレを書くのは正直すごく難しい

ただ1作、2作の表紙が山田ないとさんのイラストだったのに対し
これは真っ白な表紙なのだ
勘のいい人はもうこれで何を意図したかわかるだろう

でも最後まで彼は彼だった
ただ
『死にたくないな』
一言最後に言った一言
これは最後の最後まで押し殺した彼の本音だったに違いない

合掌

2011/12/18

奥山貴宏さんの闘病記の続編。最晩年の3ヶ月の記録。
前作に比べてとても薄いのだが、それが何故かという事に思い当たると、どうしようも無い事ながらも、悔しくて仕方ない。
彼の死後の刊行なので、文章はほとんど改変されていなく、リアルな気持ちが浮かんで見える。だが、やはり壮絶だったであろう治療については、詳しく触れられていなく、最後まで己を貫き通した潔さは、全巻通して変わっていない。
何の為に生きるのか。目的を持った人間はとても強いのだと、感じた。
彼のように、目的を持って生きられるだろうか。そんなことを考えさせられた。