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死の国からのバトン 少年少女創作文学37
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 偕成社 |
発売年月日 | 1976/02/13 |
JAN | 9784037193706 |
- 書籍
- 児童書
死の国からのバトン
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商品レビュー
4.7
6件のお客様レビュー
市立図書館になく、他の図書館から取り寄せてもらうのに2ヶ月ほどかかった。すべてのページを確認し、汚れ等がどこにあるか詳細にメモされている。ものすごい手間がかかっている。直樹6年生。死の国は過去。生きることさえギリギリだった昔、自然には存在しない毒を作り出す現代…30年ほど前は、東...
市立図書館になく、他の図書館から取り寄せてもらうのに2ヶ月ほどかかった。すべてのページを確認し、汚れ等がどこにあるか詳細にメモされている。ものすごい手間がかかっている。直樹6年生。死の国は過去。生きることさえギリギリだった昔、自然には存在しない毒を作り出す現代…30年ほど前は、東京のスモッグや東京湾の汚染などしきりに聞かれたものだが今はどうなんだだろう。直七の苦しみと覚悟を思うと苦しくなる。理不尽なことはいつの時代にもある、と直樹のおとうさんは言った。過去から学ぶ。それができないのなら人間は本当に愚かだ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
小学生の頃に読んで以来、何度も読み返している本だが、久しぶりに読み直してみた。忘れているところが多々あったが、自分の幼い頃の実体験と重なることが多く、あらためて考え込んでしまった。 当時は理解できていなかったと思うが、ネコのルウが警告しているのは水俣病だろう。ものを食べても、空気を吸っても毒だ、というのは、かつての私の恐れでもあった。 直樹が出会うコドモセンゾ直七の直訴の経緯も悲しいが、直右衛門じいが命をかけて用水を村に引いて田を作った行為が、気高くて悲しい。 村人たちに理解されず、それでも信念を貫いた直右衛門。小学生の頃は、自分の体験に近い公害の話のほうが身につまされたので、どうして直右衛門の話が挿入されているのか、今一つ、理解できていなかったが、今回、読み直してみて、あらためて思う。 直樹に託されたバトン。 その「毒」となる巨大な権力や企業、人間の富に執着する強烈な欲と闘うには、直右衛門と同じくらい、不撓不屈の闘志が必要だ。どれだけ辛くても、味方がおらず、批判されることがあろうとも、腕をもがれようとも、闘い抜かねばならない。 その覚悟が、私にはあるだろうか。
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某実務的理由あって、中学のとき以来の再読。当時は松山で読んだせいか、これほど怖いとは思ってなかった。阿賀野川の河口の街に住むようになって10数年。土地勘がそこそこある場所の話として読むことになるせいか、本当に怖い。でもそうでなくても、大人になって読むと、自分の懶惰な日常をどうして...
某実務的理由あって、中学のとき以来の再読。当時は松山で読んだせいか、これほど怖いとは思ってなかった。阿賀野川の河口の街に住むようになって10数年。土地勘がそこそこある場所の話として読むことになるせいか、本当に怖い。でもそうでなくても、大人になって読むと、自分の懶惰な日常をどうしても想起するので、そのために恐怖感が増すのかもしれない。無能な大人のせいで「直樹とゆう子の物語」は永久に続くのか。
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