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参議院とは何か1947~2010 中公叢書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2010/05/25 |
JAN | 9784120041266 |
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参議院とは何か1947~2010
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商品レビュー
4.1
8件のお客様レビュー
参議院の創設直後から鳩山内閣成立に至るまでの期間に参議院が政策形成過程に及ぼしてきた影響を分析する。 これまでの参議院論は法案審議過程にばかり注目しており、政治過程における参議院の役割に目を向けていないという指摘は納得だった。歴史に沿って参議院の役割を描いていくのでとても読みやす...
参議院の創設直後から鳩山内閣成立に至るまでの期間に参議院が政策形成過程に及ぼしてきた影響を分析する。 これまでの参議院論は法案審議過程にばかり注目しており、政治過程における参議院の役割に目を向けていないという指摘は納得だった。歴史に沿って参議院の役割を描いていくのでとても読みやすかった。 「強い参議院論」と「カーボンコピー論」とでは影響力に対する考え方が異なる。 強い参議院論では法案審議過程のみならず、内閣の形成過程を含む政治過程全般を参議院の影響力として捉える。例えば、仮に参議院において衆議院を通過した法案が修正されることなく成立したとしても、それ以前の段階で参議院で法案成立が確実になるよう内閣が配慮した場合には参議院の影響力を認めている。 一方で、カーボンコピー論では、参議院が修正や否決を行えば行うほど影響力があると評価する。
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これは、盲点を突かれる感じで面白かった!参議院は、衆議院のように、内閣との間に連帯責任がない分、それを逆手にとって政局を作り出し、法案を通過させる邪魔をする様が分かった。また、日本は厳密には三権分立ではないこと(参議院があるため)、また議院内閣制とも言えないことも分かって面白かっ...
これは、盲点を突かれる感じで面白かった!参議院は、衆議院のように、内閣との間に連帯責任がない分、それを逆手にとって政局を作り出し、法案を通過させる邪魔をする様が分かった。また、日本は厳密には三権分立ではないこと(参議院があるため)、また議院内閣制とも言えないことも分かって面白かった。
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参議院については、参議院には大きな影響力があるという「強い参議院」論と参議院に影響力を認めない「カーボンコピー」論という二つの見方が対立してきた。著者は、1947年から2010年までの参議院をめぐる政治の動向を丹念に見ていくことにより、参議院は政治過程で大きな役割を果たしてきたと...
参議院については、参議院には大きな影響力があるという「強い参議院」論と参議院に影響力を認めない「カーボンコピー」論という二つの見方が対立してきた。著者は、1947年から2010年までの参議院をめぐる政治の動向を丹念に見ていくことにより、参議院は政治過程で大きな役割を果たしてきたということを示している。その上で、「参議院とは何か」という問いかけに対して、「参議院とは、議院内閣制の下で内閣と衆議院が一体となって行う立法などの活動を抑制する存在である」という答えを出し、その存在意義を肯定している。その一方で、民主主義の基本である平等原則を徹底するような形で参議院の機能を改善する余地はかなりあり、一票の価値をより平等にする形で現在の参議院の選挙制度は改められるべきだとも指摘している。 著者の参議院への見解は納得できるものであった。ねじれ国会となった場合だけでなく、参議院は内閣や衆議院を抑制する形で大きな影響力を行使してきたことは間違いないだろう。それは政治決定を慎重にし、多様な民意を反映させているとはいえるが、迅速な政治決定ができなくなり、政治運営を不安定化させる要因にもなりうるという面もある。 そのような参議院の存在を是とするか、非とするかは、著者も言うように、民主主義をどう考えるかという国民一人一人の判断に委ねられている問題だろう。自分も、迷いつつも、著者と同じように、権力の抑制均衡という点で参議院の存在は必要だと考える。 その上で、多様な民意の反映という点では、選挙制度も改善したほうがよいだろうと考える。著者の提案する地域ブロック制も一理あると思うが、自分は抑制機関としての参議院にはそこまで平等原理を適用しなくてもよいのではないかと思う。より地方代表、有識者代表の側面を強める選挙制度改革が検討されてもよいのではないだろうか。
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