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大阪ことば学 岩波現代文庫 文芸168
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大阪ことば学 岩波現代文庫 文芸168

尾上圭介【著】

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大阪ことば学 岩波現代文庫 文芸168

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2010/06/16
JAN 9784006021689

大阪ことば学

¥550

商品レビュー

4.4

6件のお客様レビュー

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2022/09/18

1999年3月に3月に創元社から単行本として販売されたもの。 その後、講談社の再販を経て、今回手にしたのは岩波現代文庫版2010年6月に発行されたものだ。  これだけ繰り返し出版された事を見ても、内容が面白いと言う事はわかる。  『大阪人』と言う雑誌の編集を就職したての頃よ...

1999年3月に3月に創元社から単行本として販売されたもの。 その後、講談社の再販を経て、今回手にしたのは岩波現代文庫版2010年6月に発行されたものだ。  これだけ繰り返し出版された事を見ても、内容が面白いと言う事はわかる。  『大阪人』と言う雑誌の編集を就職したての頃よく横目で見ていた。この本の内容がそこに連載されたものをまとめたものであると知り、その時にもっとしっかり読んでいたらと少し悔しくなった。  大阪弁についてかなりの愛を持って語られた本であると思う。大阪人としては読んでいて嬉しいばかりだ。  内容も、発見とウィットに富んでいる。平行して言語学の本を何冊か読んでいたこともあって、大阪弁に関する考察に意外な発見をさせられたのもまたほんとう。  大阪人には『笑い』の遺伝子を持っている、保育園時ですらボケとツッコミができる、どうして大阪人はそんなふうに出来上がっているのだろう……そんな事について、つらつら考えさせてくれる1冊でもある。  本書を通じて何人かの言語学の先生や大阪弁を取り扱うようなドラマ、上方落語などについても名前があがっていた。読んでいるとそちらのほうにまで食指を伸ばしてみたくなる。 筆致が優しく、ニヤニヤさせられるところも多数。大阪検定への入門書として手に取ったのだけれど、これは、大阪弁への誘惑の書だ。  面白い人、というのは、実はどんな状況下でも生きる力を失わない人でもあると思う。  きっと、そんな大阪男性のところへ嫁入りしたくなる女子が増えること、請け合い……と言いたいところだが、こればかりはあまり自信を持って言えるところではない。

Posted by ブクログ

2020/08/23

ユーモアを交えた返答や、直接的だけどキツくならないような語尾を付けるというように、大阪のことばだけではなく、言葉に隠れた文化まで分析されている。

Posted by ブクログ

2016/11/27

内容紹介 注文された品物がないときは「おまへん」ではなく「おまへんねん」と答える。動物園の檻の前の立て札には「かみます」とだけ書いてある。距離をとらずにさっぱりと、聞いて退屈せんように、なんなと工夫して話すのでなければ、ものを言う甲斐がない。誤解されがちなことばの意味と背後に...

内容紹介 注文された品物がないときは「おまへん」ではなく「おまへんねん」と答える。動物園の檻の前の立て札には「かみます」とだけ書いてある。距離をとらずにさっぱりと、聞いて退屈せんように、なんなと工夫して話すのでなければ、ものを言う甲斐がない。誤解されがちなことばの意味と背後にある感覚を、鋭く軽快に語る大阪文化論。(序文=金田一春彦、解説=井上宏) 内容(「BOOK」データベースより) 客のややこしい注文には「惜しいなあ、きのうまであってん」と切り返す。動物園のオリの前の立て札には「かみます」とだけ書いてある。距離をとらずにさっぱりと、聞いて退屈せんように、なんなと工夫して話すのでなければ、ものを言う甲斐がない。誤解されがちなことばの意味と背後にある感覚を、鋭く軽快に語る大阪文化論。 内容(「MARC」データベースより) 合理的だが理屈はキライ。なれなれしいほど暖かい。笑いがなければ、会話じゃない。しゃべりながら落ちを探す涙ぐましいサービス精神。今や「無敵の大阪弁」快進撃の秘密を探る! --このテキストは、単行本版に関連付けられています。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 尾上圭介 1947年、大阪市淀川区生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。学生時代は落語研究会に所属。東京大学文学部助手、神戸大学文学部助教授を経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授。博士(文学)。専門は日本語学、特に文法論。日本笑い学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 目次 なんなと言わな、おもしろない せっかくものを言うてくれてるのやから ネンが足らんは念が足らん 言うて、言うてや、言うてんか 理づめで動くが理くつ言いはきらい よう言わんわ ぼちぼち行こか 待ってられへんがな 大阪弁は非能率的か 大阪弁は非論理的か 笑い指向と饒舌の背後にあるもの 内なる大阪ことばを求めて―あとがきの代わりに 本の感想(オフィス樋口Booksより転載、http://books-officehiguchi.com/archives/4719068.html) この本は大阪弁について、語尾などの特徴について述べられている本である。初めて大阪弁を聞くと中には戸惑う人がいるかもしれない。カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOWなどで大阪に興味を持った人に勧めたい1冊である。 大阪弁のセリフを見ていると、大阪に住んでいる人にとって思い当たるセリフがあるかもしれない。個人的には大阪弁=関西弁という印象があるので、京都弁や播州弁など方言をもっと掘り下げて分析して、大阪弁と比較すると面白いかもしれない。

Posted by ブクログ

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