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人生の意味の心理学(上) アドラー・セレクション
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人生の意味の心理学(上) アドラー・セレクション

アルフレッドアドラー【著】, 岸見一郎【訳】

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人生の意味の心理学(上) アドラー・セレクション

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 アルテ/星雲社
発売年月日 2010/05/25
JAN 9784434145063

人生の意味の心理学(上)

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商品レビュー

3.9

8件のお客様レビュー

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2024/04/14

正直言ってすごく読みにくい。 ただ、共同体感覚とはどういうことかを理解しておくと、人との関わりや自分自身の人生が豊かになる気がする。

Posted by ブクログ

2019/02/28

人生における3つの課題として、人間関係と仕事、そして愛・結婚を挙げる。 そしてそのどれもに共通する大切な要素が共同体感覚だとアドラーは述べる。 共同体感覚とは、人との関わり合い、助け合いの中で生きているという感覚である。 人は、生まれた時から人生が決まっているのではなく、環...

人生における3つの課題として、人間関係と仕事、そして愛・結婚を挙げる。 そしてそのどれもに共通する大切な要素が共同体感覚だとアドラーは述べる。 共同体感覚とは、人との関わり合い、助け合いの中で生きているという感覚である。 人は、生まれた時から人生が決まっているのではなく、環境が生き方を決める。貧しい家に育ったとしても、愛情を受け、正しい形で教育されれば、素晴らしい人間になる。 一方で、裕福な家に育っても、甘やかされて自分にしか興味がなく、共同体感覚を持たない人は、犯罪者や他人に害のある人間へとなってしまうのだ。 アドラーの本の中では、障害者と甘やかされた人、そして無視され続けた人は、犯罪者や偏った性格になりやすいと説き、共同体感覚を持ってもらうための教育が必要だとしている。 人、いや生物にとって、共同体感覚は欠かせないものなのだと思う。人間においては、なにをするにも人の手を借りている。 たとえ引きこもりをしていても、誰かが建ててくれた部屋に暮らしているし、誰かが育ててくれた食物を食べている。 僕はあまり群れるのが好きでは無いけれど、それでも限られた人たちと仲間でいられているという共同体感覚が、自分の正常な状態にしてくれている。 その人たちが居なくなったら… きっと自分は孤独感に苛まれる事になるだろう。 下巻の第11章の最後に、こんな文章がある。 『自分の課題に直面するとは、人生の3つの課題を協力的な仕方で解決するという責任を持つことを意味する。われわれが人間に要求するすべてのこと、われわれが人間に与えることができる最高の賞賛は、人間が優れた仕事仲間、優れた仲間、愛と結婚における真のパートナーであるべきであるということである。要するに、人は自分が仲間であることを証明すべきである、といえる。』 仲間と思ってもらうには、努力が必要だ。『自分を仲間と思ってくれて無い!』『自分は無視をされている!』『自分は愛されていない!』と思うのは、自分を中心に捉えている考え方であり、先述の3つの人に多い特徴だ。 そういう人たちには適切な形での治療が大事な訳だが、もし自分で気づき、改善できると思うならば、まずは全力で相手に関心を持ち、愛してみるのが良いのだろう。きっと、感謝の気持ちも忘れてはいけない。 これまで、自分だけ成功すれば良い、とか。どうすればもっとお金が手に入るのか、とかの考えが先行していた。しかし、ふと亡くなった祖父から言われた言葉を思い出す。 『お金は後から付いてくるから、まずは全力で頑張れ』 これってそういう事なのかもな。お金は大事なんだけど、それよりともっと大切にしなきゃいけないものがある。 それが仲間という感覚である。社会をより良くしているという感覚、それに対する喜び。結果としての儲け。 そういう事なんだろなと。 難しいと言われているアドラーだけど、面白すぎてすぐに読めた。もっとアドラーの本を読んでみたいと感じた。

Posted by ブクログ

2017/10/20

人生の意味の心理学 アドラー アルテ   まるでブッダが示した空と縁起のような内容を この本は具象的に噛み砕き世にまれな全体観をとらえて 視野の広いシナヤカな生き方を示している 素晴らしい本だと思うが 使う言葉の組み合わせや造語が分かりにくいのと 直訳のためかテニヲハや語順がおか...

人生の意味の心理学 アドラー アルテ   まるでブッダが示した空と縁起のような内容を この本は具象的に噛み砕き世にまれな全体観をとらえて 視野の広いシナヤカな生き方を示している 素晴らしい本だと思うが 使う言葉の組み合わせや造語が分かりにくいのと 直訳のためかテニヲハや語順がおかしいのが難点だろうか 岸見さんの文体が説明しすぎだからだろう六法全書のように読みにくい 「人生の意味の心理学」というタイトルを例えにして言うならば せめて「人生の意味を問う心理学」 ~どんな人生設計があなたに生きる意味をもたらすのだろう~ ぐらいにしてほしかったと思う そしてこの本の13ページにその意味が示されているのだけれども ここにも私なりの異議がある 全体への貢献という部分であるがそれは結果論であって 底に至る前に本気で自分を大切にすることで 自分が何者なのかを知るために目の前の世界を鏡として そこに映し出されている我が身を五感で感じ取ることから 人生が始まろのだと思う そのためにこそ相手とか全体に幸福であってもらうことが大事になる 部分でもあり全体でもある自分の個性を認識した上で 自らの個性と抽象的な集合意識と繋がる自意識を育てることが 全体観を養うことへと結びつき 又全体からのフィードバックと言う相乗効果を得ることにもなる 部分同士が互いに嘘と秘密で競い争うのでなく 互いの信頼によって切磋琢磨し合う関係に至るべく 選んだ体験による知識を客観的に咀嚼することで 全体を理解できるだけのより視野の広い意識を学ばなければならない また過去をベースとして原因と結果に取り憑かれた依存と搾取で 今現在を選んで出会う冒険を台無しにするよりも 過程としての今に集中してその全体の成り行きを愉しむべきでだろう 岸見さんの声は低くゆっくりと核心を突きながら迷いのない言葉で話す 心理学者として患者と向き合いカウンセリングもしてみえるそうだが 嘘や秘密による掛け引きなどもなく社会的価値観を無視した話法で 相手を呆れさせたり傷付けたりしても次第に信頼関係を 生み出せるようである 社会的価値観に迷い込んでいる読者や患者を その気にさせる説得力が話の随所にあると言うことなのだろう それにしてもソクラテスの言葉を後世にわかりやすい文章で伝えたプラトンのような通訳が アドルフアドラーにも岸見一郎さんにも必要なのだろう

Posted by ブクログ

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