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スラムの惑星 都市貧困のグローバル化
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スラムの惑星 都市貧困のグローバル化

マイクデイヴィス【著】, 酒井隆史【監訳】, 篠原雅武, 丸山里美【訳】

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スラムの惑星 都市貧困のグローバル化

3,135

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 明石書店
発売年月日 2010/05/20
JAN 9784750331904

スラムの惑星

¥3,135

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2010/12/22

現在、多くの発展途上国で急速に都市化が進行しており、世界の都市人口は農村人口を上回った。 しかし、途上国では都市の成長よりも急速にスラムが進行しており、いくつかの国では都市人口の大部分がスラムに住むほどである。従来の開発分野では都市と農村の経済格差ばかりが注目される傾向にあった...

現在、多くの発展途上国で急速に都市化が進行しており、世界の都市人口は農村人口を上回った。 しかし、途上国では都市の成長よりも急速にスラムが進行しており、いくつかの国では都市人口の大部分がスラムに住むほどである。従来の開発分野では都市と農村の経済格差ばかりが注目される傾向にあったが、都市の中での中産階級とスラムの住人達との格差も凄まじいものがある。世界で最も平均寿命が短く、乳幼児死亡率の高い場所。それは農村ではなく、「都市」の「スラム」である。スラムの住人は望んで豊かな都市に出てきているのではない。農村で職がなくなり押し出され、しかし都市は雇用を提供してくれない。彼らは都市と農村の両方に属すことが出来ないまま、誰も住めないような土地を占拠して、なんとか生きながらえているのだ。 本書は途上国における都市化とスラムの激増を告発し、豊富なデータを基にその問題を曝してくれる。ただし、あまりに告発のトーンが強すぎる為、いささか信頼感を損ねてしまっている点と、解決策といえるものは提示されず、著者の社会主義的なスタンスから、最後は「革命」や「暴力」すらチラつく暗い終り方をしている点が残念。 本書は2部作の1作目らしいので、2作目に期待か。

Posted by ブクログ

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