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ゲーム理論で不幸な未来が変わる! 21世紀のノストラダムスがついに明かした破綻脱出プログラム
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2010/05/20 |
JAN | 9784198629571 |
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商品レビュー
3.6
5件のお客様レビュー
タイトルが怪しいので躊躇したが、「ゲーム理論」とあるので、買ってしまった。 本書は、具体的な問題を題材に、ゲーム理論を使って、起こりうる未来を予想している。ゲーム理論を抽象的に解説するだけのものとは異なり、具体的事例を検討することにより、ゲーム理論を使った考え方がよくわかるはずで...
タイトルが怪しいので躊躇したが、「ゲーム理論」とあるので、買ってしまった。 本書は、具体的な問題を題材に、ゲーム理論を使って、起こりうる未来を予想している。ゲーム理論を抽象的に解説するだけのものとは異なり、具体的事例を検討することにより、ゲーム理論を使った考え方がよくわかるはずであった。ところが、肝心の思考プロセスがブラックボックスのままであり(少なくとも自分にはそうとしか読めなかった。)残念であった。
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応用ゲーム理論の大家ブルース・ブエノ・デメスキータの本邦初登場の本です。政治を始め、様々な未来予測をやって、CIAによるとその予測的中率は90%ということ。 なんだけど、あー、この人ねー。。。。という感じなんですね。 というのは、もう四半世紀くらい前になってしまうんだけど...
応用ゲーム理論の大家ブルース・ブエノ・デメスキータの本邦初登場の本です。政治を始め、様々な未来予測をやって、CIAによるとその予測的中率は90%ということ。 なんだけど、あー、この人ねー。。。。という感じなんですね。 というのは、もう四半世紀くらい前になってしまうんだけど、アメリカで政治学を勉強していたときに、この人の本読んでたんですよ。で、ゼミの皆で、ボロクソに批判していましたねーーー。 ゼミの指導教官も、批判的で、アカデミックな学術誌で彼とは結構シビアな論争したりしてました。 という感じなので、あまりこの人の印象はよろしくない。 で、久しぶりに、この人の本読んでみたけど、まあ、なんだか、やっぱり、スゴい傲慢というか、感じの悪い、謙虚じゃないとこが良く出てますね。 いかに自分の予測があたるかという自慢話にしか聞こえないし、なんか眉唾というか、データを操作しているんだろ、と疑ってしまうわけですね。 実際、本のなかでは、数学モデルとかコンピューターシミュレーションの話しが良く出てくるんだけど、その説明はほとんどない。この本は一般向けの本ではあるのだけど、普通、最後の方にモデルについての専門家向けの付録でもつけるだろー、と思うんですね。すくなくとも、モデルの概念の説明はすべきだと思いますね。 と疑ってしまうわけなんだけど、少し頭を冷やして冷静に考えれば、そんなにむちゃくちゃなことをやっているわけでもなさそうですね。予測といってもそれほど決定論的ではなく、プレーヤーが行動を変えれば結果は全く違ったものになるという考えだし。というか、未来をよりよいものにするための予測だしね。 それから、合理的期待形成とか、利益極大化的なフレームで説明しているけど、多分、実際のモデルは、わりと限定合理的というか、ルールベースでの意思決定のプレーヤーを仮定して、そのインターアクションをシミュレートしているんじゃないかな、という感じもする。(と、いきなり専門的な話しになるが。。。) その辺は、モデルの説明がないので、推測でしかないけど。 となると、実態として、やっていることは、システムダイナミックスとか、複雑系的なシミュレーションモデルとあまり変わんないんじゃないかなと思ったりした。 それにしても、メスキータさん、この四半世紀のうちに出世して、本も沢山書いているんですね。 私の指導教官は、その間、なんか地味な本、一冊ですね。。。。 やっぱり、学問の世界も、はったりがいるんだなー、とつまらぬ感想をもった。
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折りしもスノーデン氏の引き渡しを巡って、米国政府が展開している主張には本書にある視点を欠いているように見えますが・・・ 橘玲氏ブログからのリファレンス。 囚人のジレンマ(二人とも黙秘を貫けば5年、裏切れば自分は無罪相手は終身、二人とも裏切れば両者15年のマトリックス)に代表され...
折りしもスノーデン氏の引き渡しを巡って、米国政府が展開している主張には本書にある視点を欠いているように見えますが・・・ 橘玲氏ブログからのリファレンス。 囚人のジレンマ(二人とも黙秘を貫けば5年、裏切れば自分は無罪相手は終身、二人とも裏切れば両者15年のマトリックス)に代表されるゲーム理論を展開し、相手のインセンティブを見抜く技術、その上で具体的な戦略を選択する技術について学べる。 「21世紀のノストラダムス」などというビミョーな異名wを取る著者は、スタンフォード大学フーバー研究所のシニアフェロー。アメリカ外交政策に最も影響力のある人物とされている。 実際、本書は2010年5月の日本版(原書のクレジットは2009年)出版だが、後半での米軍イラク撤退の予測については、2010年8月オバマのアナウンス→民生駐在→2011年末撤退のストーリーをほぼ正確に言い当てている。 ついでに言えば、京都議定書から米国が離脱した、その判断背景にも触れられており、ここが日本的な議論と米国的アプローチの違いが端的に現れていると感じます。 The best way to predict your future is to create it とは大好きな言葉の一つですが、無理やり成立させることと、真にクリエイトすることは一線を画しているのは言わずもがな、そこに必要な力学を冷静に見つめる視線が得られたと感じました。
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