- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
RIGHT×LIGHT(9) 終わる宴と緑翼の宣告者 ガガガ文庫
定価 ¥660
110円 定価より550円(83%)おトク
獲得ポイント1P
残り1点 ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
11/26(火)~12/1(日)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2010/05/23 |
JAN | 9784094512076 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
11/26(火)~12/1(日)
- 書籍
- 文庫
RIGHT×LIGHT(9)
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
RIGHT×LIGHT(9)
¥110
残り1点
ご注文はお早めに
商品レビュー
5
1件のお客様レビュー
起承転結の「転」は時に予想を越える
本巻はシリーズ全体の起承転結のうち「転」の始まりとのこと。もとより前巻から忍び寄っていた「狙われるアリッサ」、そして本巻の口絵(裏側)の「やっぱり、こうなるのね?」といった予兆に若干気後れしつつ頁を捲ってみた。ところが序盤から中盤、いや、終盤に至るまで、意外にも学園ノリで話が進む...
本巻はシリーズ全体の起承転結のうち「転」の始まりとのこと。もとより前巻から忍び寄っていた「狙われるアリッサ」、そして本巻の口絵(裏側)の「やっぱり、こうなるのね?」といった予兆に若干気後れしつつ頁を捲ってみた。ところが序盤から中盤、いや、終盤に至るまで、意外にも学園ノリで話が進む。これまた意外にも出番の多かった冬上を筆頭にクラスの面々が学園祭の準備に勤しむ場面や、教会で暮らす鈴ちゃんへの想いを伝えるための部活動までも始めて(ここでも活躍する冬上)、その準備に奔走する啓介達が描かれている。第6巻で期待した展開がここで見られて「うん、やっぱりこういうの、いいな」などと思っていたが、そんな楽しげな状況の背後にもまた何かと忍び寄るモノありなのが本シリーズ。ホントに一筋縄でいかない物語だと改めて思わされるが、学園祭当日になって起こる街の異変とその原因が、何ともやるせない理由とともに現れる。自分の願いが他人の犠牲の上に成り立つ可能性を問う難しい問題がここでも提示されている。こうした、自分が夢想する“閉ざされた”願望に対して未知の世界、未知の体験が新たな幸福をもたらす、その象徴的な一例として人との出会いを持ってくる展開が秀逸だった。しかし、これで終わらないのが「転」の始まりたる所以。最後に展開されるのは希望と絶望とのバトルである。圧倒的アウェーな状況で苦戦する啓介、ピンチを迎えるアリッサ、ウルトさんも友月も例外なく絶望の淵に立たされる。いや、絶望的なのは啓介ただ1人なのかもしれない。これまで希望を糧に耐え忍び、乗り越えてきた試練、その経験が活かされず根絶される絶望感を味わう、その一歩手前で訪れる急展開に今後の不安と一抹の“希望”を見出したい引きとなっている。今いる場所と、変わってはいないが“変わり果てた”由衣の姿に何を思う、啓介?
DSK