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「悪」と戦う
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2010/05/30 |
JAN | 9784309019802 |
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「悪」と戦う
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商品レビュー
3.6
79件のお客様レビュー
けっして新味のある小説ではないと思うけど、終盤はそのひたむきさに少し感動を憶えた。 読んでいる自分自身、ランちゃんやキイちゃんと同じくらいの幼い子供を育てているからか、「戦う」というイメージに共感できる。 子育ても「戦い」だし、子供が育つことも「戦い」なのだと思う。 一方で、...
けっして新味のある小説ではないと思うけど、終盤はそのひたむきさに少し感動を憶えた。 読んでいる自分自身、ランちゃんやキイちゃんと同じくらいの幼い子供を育てているからか、「戦う」というイメージに共感できる。 子育ても「戦い」だし、子供が育つことも「戦い」なのだと思う。 一方で、「戦う」相手が「悪」であることは、いまいちピンとこなかった。 何と云うか、ある種の気負いというか、全共闘世代の矜持というか、やや鼻白む。
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なんとなく今まで競馬好きの人という認識でいたのだが、もちろん本業は小説。はじめて読む。 子供(?)が主役のお話。ただ、ホントに子供が子供のまま活躍するのではなく、何というか「可能性」とか「無垢」みたいなものの隠喩としての子供が主役という感じ。 ランちゃんがマンションのゴミ捨て...
なんとなく今まで競馬好きの人という認識でいたのだが、もちろん本業は小説。はじめて読む。 子供(?)が主役のお話。ただ、ホントに子供が子供のまま活躍するのではなく、何というか「可能性」とか「無垢」みたいなものの隠喩としての子供が主役という感じ。 ランちゃんがマンションのゴミ捨て場を片付ける場面など、最近読んだ本では「ペスト」を少し思い出す。
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何が「悪」で何が「正義」なのかは、それこそ「ユーが、自分で考えな!」ってことなのだろう。 この本を読む直前に読了したのは梨木香歩の作品だった。 梨木香歩とは内容も表現も文書も全くと言っていいほどに違うのだけれど、両者に強く共通するものがあると思う。 それは「愛」であ...
何が「悪」で何が「正義」なのかは、それこそ「ユーが、自分で考えな!」ってことなのだろう。 この本を読む直前に読了したのは梨木香歩の作品だった。 梨木香歩とは内容も表現も文書も全くと言っていいほどに違うのだけれど、両者に強く共通するものがあると思う。 それは「愛」であり「優しさ」であり「人間が好き」ということなんだろうと思う(クサイ書き方だなぁ)。 「さようなら、ギャングたち」の「キャラウェイ」もたまらなく可愛らしかったけど、ここに出てくる「ランちゃん」「キイちゃん」「ミアちゃん」「マホちゃん」とどれも魅力的に描かれている(個人的には「ミアちゃん」の立ち位置に強くシンパシーを感じる)。 僕にとっては「さようなら、ギャングたち」はあれできちんと完成された世界だったのだけれども、作者にとってはこの本を書くことによって、やっとおとしまえを付けることができたのだろう。
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