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功利主義と分析哲学
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功利主義と分析哲学
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商品レビュー
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4件のお客様レビュー
2010年10月5日(火)阪大生協書籍部豊中店にて10%オフで購入し、2011年5月2日(月)読み始め、5月17日(火)に読み終える。 "utilitarianism"を「大福主義」と訳す案には反対。 章によって内容がまちまち。どの章もだいたい15頁...
2010年10月5日(火)阪大生協書籍部豊中店にて10%オフで購入し、2011年5月2日(月)読み始め、5月17日(火)に読み終える。 "utilitarianism"を「大福主義」と訳す案には反対。 章によって内容がまちまち。どの章もだいたい15頁ほどで書かれているため、最後の「ベイズ主義の展開」なんかは幅広くいろいろな説を紹介してくれてはいるが、一つ一つの説明が薄く結果として難解に感じられた。ある程度網羅的で勉強にはなったが、どのような読者を想定して書いているのだろうかと疑問に感じ(るほど難しい箇所がところどころあっ)た。放送大学の講義を受けながら教科書として読めばそうでもないのだろうか。 第10章「ウィトゲンシュタインの出現」は秀逸。
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ベーコン、ホッブス、ロックからヒューム、ベンサム、ミルをはさみ、フレーゲ、ラッセル、ヴィトゲンシュタインに至り、最終的には現代の功利主義、ベイズ主義に到達します。これら功利主義と分析哲学に共通するものとして「経験」を基盤として、それぞれを解説しています。功利主義については馴染みが...
ベーコン、ホッブス、ロックからヒューム、ベンサム、ミルをはさみ、フレーゲ、ラッセル、ヴィトゲンシュタインに至り、最終的には現代の功利主義、ベイズ主義に到達します。これら功利主義と分析哲学に共通するものとして「経験」を基盤として、それぞれを解説しています。功利主義については馴染みが無かったので勉強になりました。ここでいう「経験」はカント的経験とは違うんだろうを理解しています。
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※このレビューにはネタバレを含みます
たぶん始まりはイギリスが中心であろう「計量化的志向」が本質に抱える確率、曖昧性、蓋然性、probability, vaguenessの問題。イギリスの王立協会(Royal Society)の問題意識、ウィリアム・ペティの統計的思考。それらがいかに功利主義、分析哲学、経験論の根底に関わってくるかがわかる本。真理の導出法にいかに確実性をもたせるのか。 内容は難しい。一ノ瀬正樹先生の他の著作を読み進めてから、再読したい。
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