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青矢号 おもちゃの夜行列車 岩波少年文庫166
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青矢号 おもちゃの夜行列車 岩波少年文庫166

ジャンニロダーリ【作】, 関口英子【訳】

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青矢号 おもちゃの夜行列車 岩波少年文庫166

定価 ¥748

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2010/05/14
JAN 9784001141665

青矢号

¥660

商品レビュー

4.4

8件のお客様レビュー

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2023/10/21

先輩司書さんおすすめの一冊。 正直タイトルが地味な気がしてなかなか読もうと思いませんでしたが、読み始めてこんなステキなお話だったのかと驚きました。 今の子どもたちは、ゲームはもちろん、スマホさえ与えられるなんて、私からすると贅沢すぎる気がしますが、このお話を読めば、高いおもち...

先輩司書さんおすすめの一冊。 正直タイトルが地味な気がしてなかなか読もうと思いませんでしたが、読み始めてこんなステキなお話だったのかと驚きました。 今の子どもたちは、ゲームはもちろん、スマホさえ与えられるなんて、私からすると贅沢すぎる気がしますが、このお話を読めば、高いおもちゃが手に入らなくても、心が温まるのではないでしょうか。 こういう話をワクワクしながら読める、そんな子どもになるためにも、幼い頃から外国の絵本にも多く触れることが大切かと思います。 やや難しい言葉も出てくるせいか対象は4、5年生以上となっていますが、3年生ぐらいから勧めたい。 難しいと思うなら、親が少しずつ読み聞かせるのもおすすめ!

Posted by ブクログ

2022/05/04

■あらすじ イタリアには、サンタクロースではなくベファーナという魔女のおばあさんが、一月六日のエピファニー(公現祭)のお祭りの日の夜に、子どもたちに贈り物をしてくれる伝統があるそうだ。 この物語では、ベファーナは確かにほうきで空を飛んで贈り物をする魔女のおばあさんではあるけれど、...

■あらすじ イタリアには、サンタクロースではなくベファーナという魔女のおばあさんが、一月六日のエピファニー(公現祭)のお祭りの日の夜に、子どもたちに贈り物をしてくれる伝統があるそうだ。 この物語では、ベファーナは確かにほうきで空を飛んで贈り物をする魔女のおばあさんではあるけれど、彼女も霞を食べて生きているわけではなく、おもちゃ屋を営んで生計を立てる身の上である。だから、支払いのできない貧しい家の子のところには、ベファーナの贈り物は届かない。親が発注してこないからだ。 ベファーナの店のショーウィンドウにはたくさんのおもちゃが並んでいる。毎日それを眺めに来ては悲しそうに去っていく、フランチェスコという少年がいた。毎日見つめられるうちにおもちゃたちはフランチェスコを大好きになり、哀れに思い、ついにその年のエピファニーの前日の夜、おもちゃたちはベファーナに逆らってこっそりと店を抜け出すことに決めた。可哀想なフランチェスコの元へ、自分たちの方から出掛けていくためだ。電気機関車「青矢号」に乗り込んだおもちゃたちの、雪夜の冒険が始まる。 ■感想 まさに寒く寂しい冬の夜に読みたくなるような、心温まるお話だった。ベファーナ、その召し使いのテレザ、フランチェスコだけでなく、おもちゃたち一人一人にも各々の物語があり、それらが絡まり合って大きなひとつの物語になっていく。大団円のセリフも素晴らしい。 表紙や挿し絵もすごく可愛い。これ私の好きなタイプよ。平澤朋子さん。覚えておこっと。 ■(私以外にとってはどうでもいいが)読んだきっかけ 荒井良二さんの絵が表紙になっている『パパの電話を待ちながら』という児童書を知り、読んでみたくて図書館で蔵書検索をしたが、残念ながら貸出中だった。ただ、検索結果一覧から、『チポリーノの冒険』が同じ作者ジャンニ・ロダーリの作品だったことを知る。『チポリーノの冒険』も読んだことはないのだが、学校の音楽の授業で歌を習った。楽しくて好きな歌だったので、思わぬ再会に感激したがこちらも貸出中。その日借りることができるロダーリの本はこの『青矢号』だけだった。タイトルからはどんな物語なのかさっぱりわからなかったものの、出会いに乾杯ということで読むことにした。

Posted by ブクログ

2018/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ロダーリ作品。 おもちゃたちがプレゼントのもらえない子どもたちのところへ、自分でプレゼントにいく、とゆー夢の溢れる設定なのに、あまりキラキラ感はない。 子どもの貧しさは、本物だし、貧しさゆえに、雪の中死んでしまうおばあさんもいる。 桃色さんのエピソードはしんみりしちゃう。 雪にうもれちゃう将軍もいるし。 でも、クレヨンたちのように、厳しい状況の子どもにも 喜びは訪れるし、 なんか結構な労働を毎年しているわりに、あまり報われてないようにもみえるべファーナさんが、別にいじわるでプレゼントを配らないわけじゃない、現実的にしょうがないいんだ、とゆーことをお手伝いさんが言うとこが好き。 ラスト警察署からフランチェスコを連れて帰るとことか大好き。 現実的だけど、読後感はあったかい。

Posted by ブクログ

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