幕末・維新の江戸・東京を歩く 角川SSC新書

平成御徒組【著】

• 販売会社／発売会社: 角川SSコミュニケーションズ/角川グループパブリッシング
• 発売年月日: 2010/05/07
• JAN: 9784047315235

商品レビュー

2024/10/27

本来は古地図のみで街歩きするのが王道なのだろうが、どうしても迷ったら現代地図で答え合わせしながら歩くしかないのだろう。という意味では両者が併記されているのは重宝する。
それでも迷うなら、グーグルマップで位置情報確認するという最終手段はあるが、始めからそれをやるのは街歩きとしては邪道なのかと。

2012/08/02

江戸時代の古地図と現代の地図を照らし合わせながら、史跡名勝をめぐる散歩道10選。この本の良いところは、タイトルにあるように幕末維新の史実を合わせて紹介したうえでの、散歩道だ。たとえば勝海舟と西郷隆盛が江戸無血開城の会談をした場所はココですよ。といわれてもピンとこないが、その当時、どういう流れその会談に至ったのかを説明してもらえばこそ、イマジネーションのなかで緊迫感をもってその場所を知ることができるというものだ。東京の身近なところにある歴史散歩、今度は本書を片手に実際に歩いてみたいと思う。

2012/01/22

●：引用　→：感想

●はじめに　本書は幕末の江戸で起こったさまざまな事件現場に足を運び、切絵図で当時の街並みを思い起こしながら、幕末の江戸を追体験しようとするものです。（中略）江戸を舞台の中心に据えると、様相の異なる幕末が見えてきます。（中略）事件の記述には多くの著作を参考にしましたが、限られた文字数で概観しなければならず、事柄の省略や単純化をあえて行っています。幕末史のひとつの見方と受け取っていただければ幸いです。事件の経緯を知って現場に立てば、歴史が生き生きと甦ってくるはずです。本書を片手に幕末の江戸と維新の東京を歩いてみましょう。　→意図通り出来栄えになっている。