王妃マリー・アントワネット ビジュアル選書

新人物往来社【編】

• 販売会社／発売会社: 新人物往来社
• 発売年月日: 2010/04/23
• JAN: 9784404038470

商品レビュー

2019/07/14

古い写真や絵画も沢山。

フェルセンについてが少なくて意外だった。

ルイ１７世の最期についてが興味深い。
診察していた医師のドゥゾーと助手二人が治療開始から三週間後急死。
外科医ペルタンに至急の往診依頼が6／6「かさぶたと腫瘍におおわれ、頭は垂れ下がり、顔・両脚はやせ衰え、腹部は膨れ、慢性の下痢に苦しむ」8日「脈が弱く、腹部が膨張し」緑便を伴い、激痛にもがく
午後から意識が混濁し始め、多量の汗を流しゼイゼイと喘ぎ苦しみもがいた。
3時頃、呼吸困難に陥り、「長い長い溜息」をついた後、息をひきとった。
その部屋で5時間を費やす解剖がペルタンら四人の医師で行われた。
脳は「素晴らしく発達し」博学な成人男性に匹敵する完成度、内臓全体と両肺に無数の腫瘍、胃を開くと500ccほどの「黄色がかった非常に臭い液体」が流れ出た。
死因は結核とされた。

監視やマインドコントロールをしていた教育係からの虐待、飢餓状態があっての事だろうけど、結核はどれがその診断理由なんだろう？
ルイシャルルの心臓(ペルタンが解剖した遺体)が1999年、DNA鑑定されてタンプル塔で獄死したのはルイシャルルってはっきりしたわけだけど、父親はルイ１６世だったのかな、フェルセンでなく？調べてみなかったのかな～？
ミトコンドリアDNA配列、マリーアントワネットと二人の姉の毛髪、四人の子孫の毛髪あるいは血液の遺伝子と一致。

2012/12/19

カラーの本で写真が多いので
眺めているだけで
アントワネットがいた当時の様子がわかるし
文章もしっかり書かれている

2012/08/25

オールカラーで、初めてマリー・アントワネット関連の本を手にする人にはいいかもと思った。
ひとりの人が書いてるのじゃなくて、数人で書いているのが今までにない感じで、アントワネット以外の登場人物にもページをさいているのが良い。