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心中天浦島 ハヤカワ文庫JA
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心中天浦島 ハヤカワ文庫JA

栗本薫【著】

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心中天浦島 ハヤカワ文庫JA

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2010/04/25
JAN 9784150309961

心中天浦島

¥220

商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2017/04/19

栗本薫と言えば「グイン・サーガ」、というイメージの人が多いんじゃないかと思いますが、この時代にしてはハードなSF書きでもありました。 80年代前半の栗本氏の短編を集めた作品集です。タイトルは、文楽でお馴染み「心中天網島」のパスティーシュ。 が。「心中天網島」をモチーフにしている...

栗本薫と言えば「グイン・サーガ」、というイメージの人が多いんじゃないかと思いますが、この時代にしてはハードなSF書きでもありました。 80年代前半の栗本氏の短編を集めた作品集です。タイトルは、文楽でお馴染み「心中天網島」のパスティーシュ。 が。「心中天網島」をモチーフにしているかと思いきや、内容的にはほとんど関係無し。 表題作は、「ウラシマ効果」をモチーフにした悲恋もの。心中と言えば心中だし、作品に込められた問題意識は正に直球王道SFそのものなんですけど、うーん、古い・・・(-_-; 収録されたどの作品も、主題となるアイディアは現代でも十分通用するSF的な問題意識に貫かれたものです。鋭いセンスを感じます。が、何故か全編に独特の「古さ」を感じてしまうのは、後書きで作者自身が言及している通り「ロマンチックさ」を追求したためか? 鴨の全く個人的な感想ですが、叙情性を追求したSF作品は、古びるスピードが早いような気がします。作品が古びるスピードが早いというよりも、読者である自分が枯れるスピードが早い、ということなのか?ヽ( ´ー`)ノ10代の頃に読んでいたら、たぶん全く異なる印象を得たのではないかと思います。うーん、若いうちに読んでおけばよかったなー。

Posted by ブクログ

2011/03/17

昭和のSFです。どこかノスタルジックで、でも当時の”SF短編らしくありたい”というこだわりをしっかり感じさせてくれる短編集です。コンピューターのインターフェイスが、さすがに時代がかっているのですがそこはご愛嬌。

Posted by ブクログ

2010/10/22

昔『グイン・サーガ』を熱烈ファンな友だちから借りて数冊読んだけれど、どうも私にあれは性に合わなかった。それ以来の、本当に久しぶりの栗本薫。『グイン~』とは違って、収録されている7篇すべてが、私好み!棄てがないというか。ロマンティックなSF短編って本当に好きだなあ。いくつかの作品は...

昔『グイン・サーガ』を熱烈ファンな友だちから借りて数冊読んだけれど、どうも私にあれは性に合わなかった。それ以来の、本当に久しぶりの栗本薫。『グイン~』とは違って、収録されている7篇すべてが、私好み!棄てがないというか。ロマンティックなSF短編って本当に好きだなあ。いくつかの作品は読んでいて竹宮恵子のSFコミックを連想してしまったけれど。それにしても、作者の後書きを読んで昭和56年には文庫本ってコーヒー一杯分だったんだ!なんと羨ましい!!(しかし今「シャールくん」なんて分かるのかしらん)

Posted by ブクログ

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