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怪談実話コンテスト傑作選(1) 黒四 MF文庫ダ・ヴィンチ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | メディアファクトリー |
発売年月日 | 2010/04/25 |
JAN | 9784840132909 |
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怪談実話コンテスト傑作選(1)
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商品レビュー
3
7件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
『怪談実話コンテスト傑作選ー黒四くろよん』 (メディアファクトリー文庫) 怪談専門誌『幽』の公募による、「第一回『幽』怪談実話コンテスト」の入選作家8名の、書き下ろしを含めた16編の作品が収録されている。 さて、大賞受賞作は。本のタイトルにもなっている「黒四」という作品である。 実はなんと、作者の三輪チサさんは、私の高校の部活の先輩なのだ! 私たち後輩が一番喋りやすかった優しい先輩で、その人柄は文章にもにじみ出ている。 タイトルの「黒四」とは、黒部第四ダムのことだ。 話の舞台は昭和31年の黒四ダム建設現場。 幾度も映画やドラマにもなるほど、同時代に類を見ない過酷な工事だった。 「父」というのは先輩のお父さんだろう。 お父さんが実際に体験した本当の話である。 「雪と氷に閉ざされた山の中、岩盤から染み出す雪解け水に腰まで浸かっての掘削作業」 「凍った作業服」 そんな描写で、もうすでに現場に自分もいるような気分になってしまい、思わず身震いした。 そんな冬のある日、機械を修理するために水の中に腕を差し入れたお父さんは、その手の先に、冬の初めに重機に挟まれて死んだ仲間の顔を見た。 翌日、その男の幽霊が、大事故から現場の仲間たちを救う。 実話だというだけでじわじわ怖い。 真面目で朴訥な語り口や方言が心に響く。 こういう作りモノではない説明のつかない現象は、悲鳴を上げるような怖さとはちょっと違う。 誰かが後ろからそっと自分を見ているような…… そういう身近さが実話怪談の怖さだと思う。
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黒木あるじさんの話がダントツに面白かった。 以前アンビリでみた『見ると死ぬ面』(呪われる だっけ?)を思い出す。
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うーん。怖くなかったw 実話縛りのせいだろうか。 それとも、私が「怖い」と感じるのは、未知なるものではなくて、「他人を怖がらせよう」と思う気持ちなのかもしれないね。
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