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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2010/04/26 |
JAN | 9784199005664 |
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商品レビュー
3
6件のお客様レビュー
頼りなさそうだけどやっぱり大人な七尾と、大人に見えるけどまだまだ子供な波頭。どちらが大人か分からないそんな2人のやり取りが楽しい。波頭にとって七尾の店や家は、素の自分を出せる場所なのかも。と思った。全く子供っぽくない息子涼真が、今後どう変わっていくのかも想像すると楽しくなった。
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「おまえはすでにオヤジだ」と言うセリフが納得できるほどこまっしゃくれた小学一年生が挟まった段階でどうなのかなぁって思ったんだけれど、これがいいスパイスでした。 当人同士の不器用すぎる恋愛はもどかしかったけど悪くはなかったかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
男やもめの古書店店主・涼介が、万引き犯だと間違えた高校生と交流していく話。 万引き犯だと思って捕まえた高校生・波頭は、実は違っていて、「何かお詫びを」という涼介にどういうわけだか、だったら「飯を食わせろ」と言う。 そのまま、頻繁に食事をしにくるようになった波頭であるが、高校生がそんなに頻繁に人様の家で食事をしていていいのだろうか? また、こんなところにきて楽しいのだろうか? と疑問に思いつつも、すっかり馴染んでしまった波頭。 というような感じの話でした。 えーっとですね、物語自体は淡々と続きます。 それがこの人の持ち味で、それがとっても面白いところだと思うんですが、今回ばかりはそれがちょっとずれているような気がする。 涼介が、波頭の気持ちに対して、「誰かをこんなに強く思うことがこれまでの人生にあっただろうか」というようなことを思う場面があるんですが。 えーっとそんなに思ってるの……? と拍子抜けしてしまう感じでした。 すごく思ってるという割には物語自体のテンションが低いので、あまり思っているように見えない……という。 他の小説に比べたら、吹けば飛ぶようなレベルでしかないように感じてしまう……。 いや、それでも涼介にとっての精一杯なんですけど。 もうちょっと、涼介が波頭のことを思ってるっていう描写があればいいなーと思いました。 いやまぁ、波頭の人生を思っておじいさんに抗議しに行ったりしてるけど、でもそれって、「男のプライド」でも説明が付いちゃうことなので、直接、波頭への気持ちを表した描写にはならないんじゃないかなー……って個人的には思いました。 淡々としたお話が好きな人には向いていると思います。
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