二〇一〇年の南アフリカ

伊高浩昭【著】

• 販売会社／発売会社: 長崎出版
• 発売年月日: 2010/05/11
• JAN: 9784860953959

商品レビュー

2010/09/09

マンデラ：　私は刑務所を出る際、くじけておらず屈伏してもいないということと、闘争は終わっていないどころか、今や別のやり方で始まったところだということを人民に示さなければならなかった。と述懐している。

マンデラは1990年の日本がバブルの時に来ているのに、日本は援助しなかった。海部さんはなにをしていたんだ。しかも当時梶山さんやらミッチーの差別発言もあったそうだ。情けない国だ。

オランダの植民地主義はカルヴィニズムを支柱としていた。カルヴァンは1541年、噛みはあらかじめ、人間の運命を一部の救われる者と、その他の滅びる者とに予定した、という予定説を打つ出した。それが植民地主義での差別につながった。

日本人は名誉白人扱いされていた。が、白人女性との性交は違法だった。
インド人は白人体制から長らく出稼ぎのついでに居座ったものと厄介者扱いされてきた。
中国系は白人社会で差別され、黒人社会からイエローと蔑称される。台湾人だけは名誉白人とされた。

白人国家が危機に直面すると、必ずユダヤ人が狙い撃ちにされる。ナチス支持者が多かったアフリカーナは黒人がいなければ、ユダヤ人を敵にしたはずだ。我々は潜在的犠牲者としてアパルトヘイトに反対する、とユダヤ人はアパルトヘイト反対をした。1983年シナゴーグが爆破された。