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「論語」を生かす私の方法 渋沢栄一『論語講義』 座右の名著シリーズ

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | イースト・プレス |
発売年月日 | 2010/04/19 |
JAN | 9784781603438 |
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「論語」を生かす私の方法
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
渋沢論語の現代口語訳
やはり渋沢栄一の著「経営論語」の現代語訳本がダイヤモンド社から上梓されている(『経営論語』由井常彦訳)が、そちらは「栄一の臭い」を感じさせる訳文が秀逸な労作だったが、同じ労作でも本書はちょっと趣きが違う。本書は飽くまで、「現代口語訳」であり、栄一氏のエッセンスは遜色なく包含してい...
やはり渋沢栄一の著「経営論語」の現代語訳本がダイヤモンド社から上梓されている(『経営論語』由井常彦訳)が、そちらは「栄一の臭い」を感じさせる訳文が秀逸な労作だったが、同じ労作でも本書はちょっと趣きが違う。本書は飽くまで、「現代口語訳」であり、栄一氏のエッセンスは遜色なく包含しているものの、文調に当時の(または栄一氏の)臭いがまったく感じられない点が難。いわば、「渋沢論語を齋藤先生の口を借りて述べた」のが本書かと思う。 レイアウトを丁寧に章立てし小見出し入りで組み立てたのは、栄一氏の思想を知る上でむしろ好影響を与える気がするが、ただ、あまりに親切設計なのが却って仇になったのが本書のような気がした。「知的生きかた文庫」に見るちゃらさとは違う(果たして「知的」なレイアウトか疑問なのが当該シリーズ)が、重厚感を意識的に払拭したのは、(前述したように)渋沢思想の理解に資するところ大としても、読んでいて、他人の書いた本を見ている気がしてならなかった。つまり、本書は、渋沢栄一の本でありながら、渋沢臭さがまったくない、他人行儀な「渋沢本」だと感じた。それなら、やはり渋沢論語の本が「知的生きかた文庫」から出ているが、(たとえちゃらくても=「!」を頻用)そちらの方がまだしも救いがある気がした。原著者の熱と汗を感じられるからだ。渋沢臭を完璧に拭い去ったのは果たして失敗じゃなかったかと思う。齋藤先生は優れた本を書かれるが、その齋藤先生ゆえの蹉跌が本書じゃなかったか。 つまり、江戸・明治期の気風が完璧に骨抜きされた、軽薄な論語本が本書です。渋沢思想は遺憾なく発揮されているので、飽くまで「読みやすさ」を追求する方にはお勧めします。それと、シリーズものは全部揃えないと気が済まない人は、一定の意味のある買い物かもしれません。 本書についても、「ダイヤモンド社版」についても、「三笠書房版」についても、相当内容に重複が見られるので、いずれか一冊、これぞと思うものをお求めになれば十分だと思います。
聖熟女☆ミ
図書館で借りた本。本の厚さはあるものの、中身は前半までは丁寧で良き言葉が多数ある。後半は前半のリフレインに近い内容だったから、こんなに厚くする必要は無かったのでは?と感じた。 渋沢栄一の生き様も孔子の教えと比較しながら語っているので興味深い。明治維新の人物がたくさん出る中で、木戸...
図書館で借りた本。本の厚さはあるものの、中身は前半までは丁寧で良き言葉が多数ある。後半は前半のリフレインに近い内容だったから、こんなに厚くする必要は無かったのでは?と感じた。 渋沢栄一の生き様も孔子の教えと比較しながら語っているので興味深い。明治維新の人物がたくさん出る中で、木戸孝允や徳川慶喜や西郷隆盛を高評価していた。江藤新平は辛辣な感じ。 今後の人生の教えにしたい所は仁徳を備えた君子には積極的に近づき自分の徳性を養うよう心掛ける。全て物事は論より実行。実行の伴わない論は、どれほど筋道の通った論であっても役に立たない。知らざるを知らずとせよ。視・観・察の3点から人物鑑定、真正の性格が明瞭になる。渋沢流記憶力強化法は、毎夜の就寝前にその日あった出来事を全て思い起こす習慣づけ。人間の器は文・行・忠・信で菅原道真や水戸光圀、大倉喜八郎が備えていたと思われる。知・仁・勇を備えていたのはワシントン、徳川家康と思われる。
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【読書】最近何度も読み、尊敬の念を抱いている渋沢栄一の論語講義の解説した本。仕事のやり方、姿勢に留まらず、生きる姿勢にヒントを得る。 「子夏曰く、君子は信ぜられてしかるのちその民を労す。未だ信ぜられざれば、則ち以って己をやますとなすなり。信ぜられてしかるのちいさむ。未だ信ぜられざ...
【読書】最近何度も読み、尊敬の念を抱いている渋沢栄一の論語講義の解説した本。仕事のやり方、姿勢に留まらず、生きる姿勢にヒントを得る。 「子夏曰く、君子は信ぜられてしかるのちその民を労す。未だ信ぜられざれば、則ち以って己をやますとなすなり。信ぜられてしかるのちいさむ。未だ信ぜられざれば、則ち己を謗るなすなり」 部下を使う道は部下に信用されることが先決。誠意をもってすれば部下は必ず心服してついてくる。上司に仕えるみちは常日頃から誠心誠意をもって忠勤に励むこと。これができれば信用してもらえる。信用が得られないうちに進言すればそれがいかに正しくても誹謗ととらえられるかもしれない。
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