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北前船 鰊海道3000キロ
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北前船 鰊海道3000キロ

尾上太一【著】

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北前船 鰊海道3000キロ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 響文社
発売年月日 2010/04/16
JAN 9784877990664

北前船

¥1,210

商品レビュー

4.5

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2021/07/05

北前船(きたまえぶね)は、江戸時代から明治時代にかけて日本海海運で活躍した、主に買い積みの北国廻船の名称。買い積み廻船とは商品を預かって運送をするのではなく、航行する船主自体が商品を買い、それを売買することで利益をあげる廻船のことを指す。 北前船の航路は、大阪から北海道まで。大阪...

北前船(きたまえぶね)は、江戸時代から明治時代にかけて日本海海運で活躍した、主に買い積みの北国廻船の名称。買い積み廻船とは商品を預かって運送をするのではなく、航行する船主自体が商品を買い、それを売買することで利益をあげる廻船のことを指す。 北前船の航路は、大阪から北海道まで。大阪から瀬戸内海を抜けて日本海に入り、日本海を北海道まで北上する。大阪から北海道へ向かうことを「下り」といい、反対に北海道から大阪へ向かうことを「登り」と呼んだ。下り荷は、大阪をはじめとした寄港地の食品や日用品や特産品。ただ、北前船交易の本命は登り荷にあり、商いの金額は下り荷とは比較にならないほど大きなものであった。登り荷の主力は、北海道産の海産物、特に鰊(ニシン)であった。鰊の用途としては、食用はわずかであり、多くが、大阪・瀬戸内方面などに運ばれ、綿や藍などの肥料として使用された。 本書は写真集である。 北前船の寄港地を北から順番に、礼文島から大阪・住吉大社まで撮影し、76枚の写真と短文の補足解説としてまとめている。とてもロマン・郷愁を感じる。モノクロで撮影された写真が、その郷愁を更に強くしている。 北前船交易に携わった者、あるいは、鰊漁や鰊加工に携わった者の中には、経済的繁栄を享受し、栄華を極めた者も多い。ところが、それも時代の変化と共に衰退していく。 北前船は帆船である。技術や経済の発展と共に、汽船や鉄道が発達し、帆船での物流が効率的なものではなくなっていき、北前船を使った交易自体が競争力を失くしていく。また、国産の綿や藍が輸入品によって競争力を失うこととなり、鰊を原料とする肥料の需要が減っていったりもした。 本書収載の写真の中には、小樽をはじめとした各地での交易に用いられた立派な倉庫や、あるいは、鰊漁の拠点であった番屋、あるいは、船の寄港地として栄えた当時の街並みの、「跡」が多く記録されている。一時期は大いに繁栄し、人々の活発な活動が営まれていたが、今では、「当時繁栄していたであろう」形跡だけが残っているのである。まさに、兵どもの夢の跡。「石狩挽歌」という歌があるが、この歌も、かつては栄えた鰊漁、かつては繁栄を極めた鰊御殿も、今では幻のようだと歌っている。 そういった昔の栄華と、現在の衰退した状態を1か所1か所丁寧に、モノクロの写真で見せていくことにより、時代の流れと、大げさに言えば諸行無常感を感じさせるものになっている。

Posted by ブクログ

2010/09/16

写真はモノクロだ。いいねえ。私もモノクロで港シリーズの写真集を作ってみよう。ご近所では下の写真がいい。 56.美保関から大山(伯耆富士)を望む 57.美保神社/美保関 58.美保関 60.鷺浦 61.日御碕 62.温泉津 63.温泉津 64.温泉津 65冬の日本海/江津

Posted by ブクログ

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