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伯爵姫 殺意が恋になる刹那 ティアラ文庫
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伯爵姫 殺意が恋になる刹那 ティアラ文庫

ゆきの飛鷹【著】

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伯爵姫 殺意が恋になる刹那 ティアラ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 プランタン出版/フランス書院
発売年月日 2010/04/04
JAN 9784829665343

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商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

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2011/07/15
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※このレビューにはネタバレを含みます

国を奪われた上に両親を殺された王女シンフレイア姫は、両親の敵を討とうと帝国に乗り込み、皇太子アシュアリーと出会います。両親の敵なのに、だんだん彼に惹かれていくシンフレイア姫。ティアラ文庫は、女の子側の気持ちばっかり書かれていることが多いですけど、アシュアリー側の気持ちの描写もあって、二人が惹かれていく様が分かりやすかったです。 アシュアリーもほんといい人で、ちゃんと姫のことを考えて、動いているし、シンフレイアの方も、そんなに突っ走ったりしてなくて、性格も嫌いじゃなかったです。 エゼルカイエと三角関係になるかと思ったけど、それはなかったのは、ちょっと残念。宰相が捕まるシーンは、ちょっと簡単過ぎるのでは?って思いましたけど、まあティアラ文庫だしね。 違和感なく読み終わることができた1冊でした。

Posted by ブクログ

2010/04/13

伯爵姫 大国アーガスティアに隣接したナスパシア国。 その国王の唯一の子にして世継ぎの姫である“伯爵姫”シンフレイアは両親と共に幸せに暮らしていた。 アーガスティアがナスパシアに向けて挙兵を行うとの知らせが届く。 シンフレイアの父であるナスパシア王が下した決断は、流血を避け、民の疲...

伯爵姫 大国アーガスティアに隣接したナスパシア国。 その国王の唯一の子にして世継ぎの姫である“伯爵姫”シンフレイアは両親と共に幸せに暮らしていた。 アーガスティアがナスパシアに向けて挙兵を行うとの知らせが届く。 シンフレイアの父であるナスパシア王が下した決断は、流血を避け、民の疲弊を防ぐために、アーガスティアに移譲するというものだった。 和平交渉のためアーガスティアに赴いたシンフレイアの父と母。ところがその交渉から帰郷の途中で、馬車の事故に会いかえらぬ人となる。 あまりにもアーガスティアにとって都合の良過ぎる死に疑問を抱いたシンフレイアは、復習のためにアーガスティアの宮廷へと乗り込んで行く。 一方アーガスティアの皇帝は病の床に付いており、実質的に政を執っているのは皇太子であるアシュアリーだった。しかし、母はすでに他界しており、有力貴族の後ろ盾を持つ弟王子もいる状況で、アシュアリーは決して宮廷を掌握しきれている状態ではなかった。実際ナスパシア併合についてアシュアリーは最後まで非戦を主張したものの、ガイラー宰相ら挙兵派におされて、最終的に挙兵の方針をとらざるを得なかった。 皇太子でありながら軽んじられ、出自について影でよからぬことをささやかれ、アシュアリーの心は孤独で疲弊していた。そんなアシュアリーの前に庇護を求める名目で現れた、シンフレイア。自分の心だけではままならぬ、国や運命という大河に翻弄される立場に、自らを重ね合わせ、アシュアリーの心に沸いたのは、シンフレイアへの同情の念と、彼女を幸せにしたいという気持ち。 一方のシンフレイアはアシュアリーの同情心を利用して、彼に近付き、本懐を遂げようとする。 次第に狭まって行く二人の距離。シンフレイアはアシュアリーのやさしさに触れ、復讐すべき相手なのか、また、本当に復讐をするのかと心を乱される。一方のアシュアリーも、シンフレイアへの思いが恋情と気づく一方で、シンフレイアにとって自分は憎むべき存在であることにも気づく。 恋と国への思いの間で揺れる二人は、まさにラブロマンス!といった感じで、二人に感情移入しながら楽しく読むことができました。 ティアラ文庫さんは、“キスの先”ありきのような話もある中で、二人が葛藤しながら、次第に心を通わせていく様子が丁寧に描かれ、思いが高まった上での流れだったので、嫌な感じもなく、終始どきどきして読むことができました。

Posted by ブクログ

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