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沖縄 抵抗と希望の島
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 七つ森書館 |
発売年月日 | 2010/04/01 |
JAN | 9784822810085 |
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沖縄
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
沖縄は歴史の暗部が複雑に絡まりあっている場所だ。太平洋戦争では最も悲惨な地上戦を強いられ、戦後は米軍の支配の下ベトナム戦争の片棒を担がされて、さらに本土復帰の際には列島改造計画の最後のターゲットとして食い荒らされた。 産業は育たず、現在も経済といえば基地と観光だ。美ら海水族館の前の風光明媚な沿岸公園の上空を、米軍の戦闘機が1時間おきくらいに爆音を立てて飛んでいく。 基地は移転問題でいまでも騒がしく、観光はコロナで大打撃を受けた。絡まったものは絡まったまま放置され、社会のしわはいつも弱者に寄る。 著者は沖縄の本土復帰から取材を続け、辺野古の移設問題に揺れた2010年まで、書きつないできたものを集めて本書を編んだ。それだけに、この歴史の絡まりがビビットに伝わってくる。 その立地から、国家という強大な権力に翻弄され続ける不幸。アジアの地勢図が変わりつつある中、現在の基地反対運動にはさらにいろんな国の活動家や資金なども流れ込んでいると聞く。この本から10年、状況はますます混迷しているようだ。
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民主党政権になっても結局何も変わらなそうにない沖縄の在日米軍基地問題。第1章は,その「辺野古」に関する著者の記事を集めたものです。リアルタイムだった記事なので,その後の現実が情けない方に動いていて,悲しくなります。 本書には,沖縄海洋博当時(1975年頃)の記事を集めた第5章...
民主党政権になっても結局何も変わらなそうにない沖縄の在日米軍基地問題。第1章は,その「辺野古」に関する著者の記事を集めたものです。リアルタイムだった記事なので,その後の現実が情けない方に動いていて,悲しくなります。 本書には,沖縄海洋博当時(1975年頃)の記事を集めた第5章「海洋博 そのまえとあと」という文章も収められています。これはあまり知らないことだったので,とても興味を持って読むことができました。 同じ著者による『日本列島を往く』シリーズからも沖縄に関する論文2本「海どぅ宝・石垣島」「復帰の祭典・海洋博の傷痕」が収められていて,沖縄満載の著作となっています。 沖縄本土復帰が沖縄にもたらしたものの負の部分を改めて感じることができました。
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薩摩が琉球に進攻してから続く沖縄への圧力。 太平洋戦争の悲劇と戦後の米国統治を経て復帰はしたものの、日本国内の米軍基地75%を占める現状がある。 普天間基地の問題もいまだ解決せず、普天間の代わりとされる辺野古も、現地の猛反対にあう。 ルポライターでもある著者が、現地での多く...
薩摩が琉球に進攻してから続く沖縄への圧力。 太平洋戦争の悲劇と戦後の米国統治を経て復帰はしたものの、日本国内の米軍基地75%を占める現状がある。 普天間基地の問題もいまだ解決せず、普天間の代わりとされる辺野古も、現地の猛反対にあう。 ルポライターでもある著者が、現地での多くの取材を重ねで書き上げた渾身の一作。 巻末に、沖縄海洋博当時の週刊誌記事も掲載され、華やかな舞台裏の、沖縄県民の苦悩がよくわかる。
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