コーポレート・ガバナンスの経営学 会社統治の新しいパラダイム

加護野忠男, 砂川伸幸, 吉村典久【著】

• 販売会社／発売会社: 有斐閣
• 発売年月日: 2010/03/30
• JAN: 9784641163522

商品レビュー

2013/05/16

学部生がコーポレート・ガバナンスについて学ぶ上では最適な難易度であり，教科書としてはほぼパーフェクトと言っていい本。ただし章ごとに書き手が変わり，その中で読み物としては少々読みづらい部分もあった。

2011/07/18

・コーポレートガバナンスの基本書
・大学の授業でも扱っていました（卒論でも使用）
・経営学の観点からコーポレートガバナンスについて記述してある
・ある程度経営学や会計学の知識があるとスラスラ読めます

2010/05/25

企業経営とは、まず各企業の目的を達成するための様々な戦略や戦術の選択にかかわるものである。企業はまずいかなる事業を手掛けるかについての戦略を考える。さらに事業ごとの競争力をいかに構築、維持するかについての戦略を立案する。また企業組織全体の方向性を決定し、進むに必要な経営資源の獲得と配分の大枠を決定する。
会社は付加価値を生産する組織体である。企業を取り巻く競争環境の中では、様々なリスクと良きできない変化が起こる。
投資家の立場から企業経営を評価する際の1つの基準は企業が資本コストを上回る成果を出せるかどうかである。資本コストを下回る成果しか期待できなければ、投資家は資金を引き揚げるか、経営改善に乗り出すだろう。前者は緩やかなコーポレートガバナンスで、後者は強行的なコーポレートガバナンスである。