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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2010/03/25 |
JAN | 9784103192091 |
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4.4
9件のお客様レビュー
人生の最晩年に達した男の回想形式による短編小説6篇。 語り手となる人物は、1937年生まれの古井由吉と同世代に設定されていると思われ、私小説的な一面もあるのかもしれません。 老境に達した人間がどのような心境になるのか、もちろん自分には想像することも難しいのですが、この短編小説集...
人生の最晩年に達した男の回想形式による短編小説6篇。 語り手となる人物は、1937年生まれの古井由吉と同世代に設定されていると思われ、私小説的な一面もあるのかもしれません。 老境に達した人間がどのような心境になるのか、もちろん自分には想像することも難しいのですが、この短編小説集に触れることで、それを疑似体験できたような気がします。 「達観」や「郷愁」といったイメージとはずいぶん違って、案外惑っており、情念的でもあるな、という印象。 回想といっても、時制は単純ではなく、青年時代の出来事を思い出している中年時代の自分を、今、回想しているといった多重階層形式になっていたりします。 言葉づかいは高尚、かつ、思索的で難解な部分も多く、けっして読み易い小説ではありませんが、なかなか味わい深い。 6篇の中では、若き同棲時代、宅の離れを自分たちに貸してくれていた老人との交流を描いた「生垣の女たち」が、ドラマチックで印象深かったです。
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この作家さんには評価をつけるのもおこがましい。 読みたいのは物語でなくて文章なので、どれを読んでも安定した満足感を得られる。 ふと、女性の描き方に村上春樹に通ずる非現実性を感じた。 男から見た女ってのはこういう風なんだろうか。 私は女であるから、女の俗物性やどうしようもなさ、浅...
この作家さんには評価をつけるのもおこがましい。 読みたいのは物語でなくて文章なので、どれを読んでも安定した満足感を得られる。 ふと、女性の描き方に村上春樹に通ずる非現実性を感じた。 男から見た女ってのはこういう風なんだろうか。 私は女であるから、女の俗物性やどうしようもなさ、浅はかさ、計算高さをよく知っているから、どうしても自分とは違う生き物が描かれているように感じてしまう。 でも女というものを突き詰めると、こういう風になるのかとも思える凄絶さがある。
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