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競争と公平感 市場経済の本当のメリット 中公新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2010/03/25 |
| JAN | 9784121020451 |

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商品レビュー
3.5
131件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
競争と公平感 ―市場経済の本当のメリット 帯に「週間ダイヤモンド」2010年のベスト経済書とあったので、思わず購入。本の山に眠っていた物を発掘しました。貧困問題、非正社員問題、外国人労働者問題など数々の問題を取り上げながら、全体として日本人と競争に関して論説しています。 日本人は先進国の中でも飛び抜けて競争が嫌い。ふむふむ。それは教育から来ている。なるほど。現在の日本の教育では金融リテラシーは教えられていない。ほー。 著者は公平さを保つ介入を政府が行いながらの競争市場が健全で効率的な経済成長を促すことを盛んに論じています。でも、そうなっていない。そこには、為政者たちが既得権を死守するように誘導している日本社会がひしひしと感じられるようになる良書だと思います。 一般庶民は金融リテラシーなど持たない方が商売人にとっては都合が良い(多くのサラ金が金融リテラシーの低さによって商売していた)。競争市場をつくったら、既存の大企業はたちまち勢いのある企業に淘汰されてしまう(ホリエモンに対しての驚くほど重い実刑判決)。 そういったもろもろの世の中の流れを理解する上で、役に立つヒントがいろいろと入っています。 逆に、竹蔵が経済学の言外を感じたのは、モデル構築によるシミュレーションの結果というのは、モデルの精度次第で大きく結果が異なってしまうということ。経済活動という極めて複雑で人の感情によって大きく左右される活動をモデル化することがそもそも難しいということ。逆を返せば、モデルの構築時の恣意性が簡単に都合の良い結論を導けてしまうことを改めて認識させてくれました。 いずれにしても、いろいろとショッキングな結果(経済学部卒の人の20%が複利計算ができない?)も満載で、そういったところも楽しむことができます。 コストパフォーマンスが異常に高い本で、この本であれば、公平な競争市場でも生き残れると思います。はい。 竹蔵
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大竹文雄(1961年~)氏は、京大経済学部卒、阪大大学院経済学研究科博士課程退学、阪大社会経済研究所助教授・教授・所長、阪大副学長、日本経済学会会長等を経て、阪大大学院経済学研究科教授。専門は、労働経済学、行動経済学。日本学士院賞等を受賞。 私は新書を含むノンフィクションを好んで...
大竹文雄(1961年~)氏は、京大経済学部卒、阪大大学院経済学研究科博士課程退学、阪大社会経済研究所助教授・教授・所長、阪大副学長、日本経済学会会長等を経て、阪大大学院経済学研究科教授。専門は、労働経済学、行動経済学。日本学士院賞等を受賞。 私は新書を含むノンフィクションを好んで読み、興味のある新刊はその時点で入手するようにしているが、今般、過去に評判になった新書で未読のものを、新・古書店でまとめて入手して読んでおり、本書はその中の一冊である。(本書は2011年の新書大賞第4位) 章立て及び内容は以下である。 Ⅰ.競争嫌いの日本人 ●なぜ日本人は競争が嫌いなのか? ●競争の好き嫌いは何で決まるのか? ●競争のメリットは何だろうか? Ⅱ.公平だと感じるのはどんな時ですか? ●競争は格差を生む。その格差の感じ方に差が出るのはなぜか? ●価値観や選好は、経済のパフォーマンスにどう影響するか? Ⅲ.働きやすさを考える ●競争と公平感は、私たちの働く環境にどのような影響を与えているか? ●働きやすい環境を作るポイントは何か? 著者の基本的なスタンスは、「市場による自由競争によって効率性を高め、貧困問題はセーフティネットによる所得再分配で解決することが望ましい」という、(2010年当時の)多くの経済学者と同じであり、本書は、リーマンショック後に日本社会に広がった「行き過ぎた規制緩和と自由競争への反発」に対して、市場競争のメリットを改めて強調し(もちろん、市場競争にもデメリットがあり、それを小さくする規制や再分配策の必要性は認めているが、具体的な言及はあまりない)、市場競争重視の価値観を再醸成することを主な狙いに書かれたように見える。 一方、私の昨今の主たる関心事は、行き過ぎた資本主義(=新自由主義)を元凶とする世界的な諸問題(経済格差の拡大に留まらず、環境問題や気候問題等も含む)に対して、我々は今後どのように対処していくべきなのかという点にあり、本書についても、「競争と公平感」という題名から、そうした問題意識に対する何らかの示唆が得られると思って読み進めたのだが、残念ながら期待は外れた。尤も、ピケティの『21世紀の資本』(2013年)、水野和夫の『資本主義の終焉と歴史の危機』(2014年)、斎藤幸平の『人新世の「資本論」』(2020年)等がベストセラーになり、資本主義の問題や限界に対する様々な議論が高まったのは、本書出版の後と思われる(2010年当時の状況はあまり記憶には無いが)ので、本書に多くを求めるのは酷なのかも知れない。 また、本書には、「競争」と「公平感」に関わる、生物学・脳科学的な(行動経済学につながるような)研究結果の紹介も多数あるのだが、今となっては目新しい内容は殆ど見られない。 経済書はその性格上、賞味期限があるものが多いが、本書も多分に漏れず、残念ながら今読むには物足りなさを感じざるを得ない。 (2022年10月了)
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日本人がなぜ資本主義なのに市場競争に拒否反応が強いのか。 たしかに市場経済の授業ってまともに受けたことなかったなあと。 慣れのない中で「負ける苦痛」もそうですが「勝ち続ける苦痛」も耐え続けるのがしんどいんやろなあと思います。 本書を読むと「生産性の低い人」は辛いことになるんやろ...
日本人がなぜ資本主義なのに市場競争に拒否反応が強いのか。 たしかに市場経済の授業ってまともに受けたことなかったなあと。 慣れのない中で「負ける苦痛」もそうですが「勝ち続ける苦痛」も耐え続けるのがしんどいんやろなあと思います。 本書を読むと「生産性の低い人」は辛いことになるんやろなあと思います。 例えば残業規制が緩かった時は長時間労働で帳尻合わせてたのが時間内で結果を出さざるを得ないようになると仕事が追いつかなくなるんですよね。 仕事の持ち帰り規制があって長時間労働規制があって有給取得義務化につながるとますます「生産性」が仕事できる人になれるか否かに直結するようになるんやろなあと思います。 大竹先生の本もかなり読み進めることができました。
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