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新・現代歴史学の名著 普遍から多様へ 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2010/03/25 |
JAN | 9784121020505 |
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新・現代歴史学の名著
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商品レビュー
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ニーダム『中国の科学と文明』 梅棹忠夫『文明の生態史観』 ゲイ『ワイマール文化』 ウォーラーステイン『近代世界システム』 ル・ロワ・ラデュリ『モンタイユー』 ギンズブルグ『チーズとうじ虫』 ル・ゴフ『もうひとつの中世のために』 サイード『オリエンタリズム』 網野善彦『無縁・公界・...
ニーダム『中国の科学と文明』 梅棹忠夫『文明の生態史観』 ゲイ『ワイマール文化』 ウォーラーステイン『近代世界システム』 ル・ロワ・ラデュリ『モンタイユー』 ギンズブルグ『チーズとうじ虫』 ル・ゴフ『もうひとつの中世のために』 サイード『オリエンタリズム』 網野善彦『無縁・公界・楽』『日本中世の非農業民と天皇』 アンダーソン『定本想像の共同体』 ブリッグズ『イングランド社会史』 ノラ編『記憶の場』 クールズ『ファロスの王国』 オブライエン『帝国主義と工業化』 コッカ『歴史と啓蒙』 メドヴェージェフ『1917年のロシア革命』 ダワー『敗北を抱きしめて』 速水融編著『近代移行期の人口と歴史』『近代移行期の家族と歴史』
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1989年に刊行された『歴史学の名著』(中公新書)の続編で、現代の歴史学がとりくんでいるテーマを示す、18人の著者の本が紹介されています。 本書に一通り目を通してみて、やはりアナール派にはじまる社会史の観点からの歴史研究が、現代の歴史学において大きな地歩を築いていることがうかが...
1989年に刊行された『歴史学の名著』(中公新書)の続編で、現代の歴史学がとりくんでいるテーマを示す、18人の著者の本が紹介されています。 本書に一通り目を通してみて、やはりアナール派にはじまる社会史の観点からの歴史研究が、現代の歴史学において大きな地歩を築いていることがうかがえるように感じました。前著でも、マルク・ブロック、リュシアン・フェーヴル、フェルナン・ブローデルらの著作がとりあげられていましたが、本書ではアナール派第三世代にぞくするル・ゴフの『もうひとつの中世のために』が紹介され、アナール派に代表される社会史の自己革新の一例が示されています。また、日本の歴史学における社会史を領導した網野善彦の著書もとりあげられています。 そのほかでは、歴史学を超えて広範な影響力をもつことになったウォーラーステインの『近代世界システム』やサイードの『オリエンタリズム』、アンダーソンの『定本想像の共同体』などについても、解説がなされています。 さらに梅棹忠夫の『文明の生態史観』も、一章を割いて解説がなされているのが目を引きます。たしかにこの著作は、戦後の日本における歴史についての本のなかで、とりわけ大きな話題を呼んだものではあります。とはいえ、その反響は当時の日本の置かれていた状況を背景にして理解することができるものであり、今後も読み継がれていくことになる作品ということができるのかというと、個人的にはやや疑問を感じます。
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※このレビューにはネタバレを含みます
2010年刊行。1989年の世界史的大転換を踏まえ、近代化主題の転換が図られつつある歴史学の成果(アナール学派、人口論、西欧史観の止揚など)に沿った書籍をレビューする。レビューを読んでみて、ウォーラーステイン「近代世界システム」とオプライエン「帝国主義と工業化」に特に興味を引かれる。
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