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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2010/03/23 |
JAN | 9784062161169 |
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商品レビュー
3.4
75件のお客様レビュー
ウソだろ?こんな凄まじい作品の前レビューが2年前?!アプリ上とはいえ読んだ人がいないなんて。とは思ったが、これを楽しんで読むタイプの人間は、このアプリをやらないし読んでも書かないか。 オーガ(ニ)ズムで阿部和重に入ったので、勝手にスターウォーズみたいな読み方してますがこれにて神...
ウソだろ?こんな凄まじい作品の前レビューが2年前?!アプリ上とはいえ読んだ人がいないなんて。とは思ったが、これを楽しんで読むタイプの人間は、このアプリをやらないし読んでも書かないか。 オーガ(ニ)ズムで阿部和重に入ったので、勝手にスターウォーズみたいな読み方してますがこれにて神町トリロジー完走。せせこましいことも書けっちゃあ書けるけど、サリンジャーのグラース家から神町トリロジーが僕のオールタイムベストを奪いました。
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圧倒的な量で以って「シンセミア」より太古から続く神町の歴史と菖蒲家の伝統を挙げて、そうした過去つまりは撤回不可能である歴史に呪われた現在と未来を、いかに精査し、いかに解呪するかという話だと思った。 伝統ある一族の呪縛がずーっと書いてあって、「烈火の炎」とかもそうなんだけど解呪...
圧倒的な量で以って「シンセミア」より太古から続く神町の歴史と菖蒲家の伝統を挙げて、そうした過去つまりは撤回不可能である歴史に呪われた現在と未来を、いかに精査し、いかに解呪するかという話だと思った。 伝統ある一族の呪縛がずーっと書いてあって、「烈火の炎」とかもそうなんだけど解呪には一族そのものの消滅が不可欠なのではないかということについて、頭では分かるんだけども、私もまた長兄として生まれ、家督を継ぐことを運命づけられ、そのように育てられてきていることから、"一族"という歴史には良くも悪くも洗脳されているので"消滅"には反射的に拒否反応がある。ミズキ父が抱える苦悩というのはもっと込み入っていてかつ引き裂かれているが、鳥瞰すれば一族の家督者というのは多かれ少なかれ相似の苦しみを抱えると思う。 ゆえにラストシークエンスの彼の行動というのはそれまでに提示された選択肢の域を出ることはできていないまでも、しかしながら自らのトラウマを娘には与えまいとする決死の一手のように思えた。それすらも結果だけ比べれば自分と父(ミズキ祖父)に酷似していたというのが、歴史に裏打ちされた呪いというものの個人では抗えない力でもあるのか。 とはいえやはりみずき娘が意図せずの形であれ、沢見とアヤマヤを救ったという事実は、アヤメメソッドの効能(ヒーリング)の域でありながら、操作という悪魔的力の善行なのだと思う。結果論だが。 そう、結果論なのだ。そうだ。すべては結果論なのだ。それが、ややもすれば実録本のような書き方をなされている神町トリロジーのその形態と呼応している。 その中で、「かつて本当に起きたこと」「かつて本当に起きたのに誰もそのことを知らないこと」という、「ミステリアスセッティング」にも通じる歴史にまつわる二項を対立させ、それでは「起きた悲劇」を忘れたとして、悲劇は本当に無かったことになっていいのか?/悲劇なのだから無かったことにした方が良いのか?という問いかけがあるように思う。私はどっちがいいかは分からない。どっちがいいんだろう?という問いかけも、小説の中で起きた出来事の仔細も、おそらく忘れるだろう。そのうち。それでも、私も、他のこの本の読者たちも、たとえどんな感想を抱いたとしても、内容はおろか読んだことすらいつか忘れるとしても、読んだのだ。読んだのである。 さて関係ない話だが、本を読むという行為は別にそれ自体を褒められることでもないし自慢することでもないし強制されることでもない。つまんなかったら途中でやめていいし読み飛ばしたっていい。しかし圧倒的な質量のものをある程度の長い時間、根気と集中で以って対峙した時だけ味わえる陶酔というものがある。 「シンセミア」 上・下巻 998p 「ニッポニアニッポン」 158p 「グランド・フィナーレ」 200p 「ミステリアスセッティング」 245p その果てにある、「ピストルズ」667p 後半50pくらいから一気に押し寄せてくるこの怒涛の連結と巨大な感動は、ピストルズ以前の1600ページを前提にしている。 面白いというよりもあまりにも凄すぎる神町トリロジーが、なお完結篇「orga(ni)sm」へと続くというから、びびる。
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昔読んだ「シンセミア」の続編ということで期待して読み始めたけど、しんどかった…。次女の語りの部分長すぎ…芥川賞受賞作の「グランド・フィナーレ」とも繋がっているけど、あれいい話じゃなかったんかーいというつながり方。神町三部作の完結編も出てるみたいだけど、ちょっと当分読む気力はないな...
昔読んだ「シンセミア」の続編ということで期待して読み始めたけど、しんどかった…。次女の語りの部分長すぎ…芥川賞受賞作の「グランド・フィナーレ」とも繋がっているけど、あれいい話じゃなかったんかーいというつながり方。神町三部作の完結編も出てるみたいだけど、ちょっと当分読む気力はないなあ。
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