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漫画少年版ジャングル大帝 普及版(2)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2010/03/01 |
JAN | 9784778031367 |
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漫画少年版ジャングル大帝 普及版(2)
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レオに男の子と女の子のお子ちゃまが生まれて、兄のルネが人間の世界に飛び出して…。 やはりいろんなお話がごちゃごちゃしていて、テーマがいまいち絞りきれなくなっていました。 でも、最後にレオが大事な使命のために自分の血と毛皮を仲間のヒゲオヤジさんに差し出すってシーンは、戦時中は現実...
レオに男の子と女の子のお子ちゃまが生まれて、兄のルネが人間の世界に飛び出して…。 やはりいろんなお話がごちゃごちゃしていて、テーマがいまいち絞りきれなくなっていました。 でも、最後にレオが大事な使命のために自分の血と毛皮を仲間のヒゲオヤジさんに差し出すってシーンは、戦時中は現実的にあった話なのだろうと思うとジーンとした。 手塚さんは戦争を知っている方だもんね。 きれいごとではなくて、何か大きな使命のためならば自分が犠牲になることもあるんだということ。 それを相手も泣く泣くではあろうと受け入れるということ。 誰かを犠牲にするくらいなら全員が共倒れして何の結果も残さないって風潮にある現代では、ハっとさせられるお話でした。
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人間に育てられた白いライオン・レオの成長する姿を通して、自然と人間の関わりを描いた長編作品。生き生きとした動物たちや子ども時代のレオの可愛さに目が行きがちですが、人の欲望の醜さや当時は異端の学説だった大陸移動説等も物語に盛り込んだ、社会派かつ科学的な作品です。 レオを巡る人々や...
人間に育てられた白いライオン・レオの成長する姿を通して、自然と人間の関わりを描いた長編作品。生き生きとした動物たちや子ども時代のレオの可愛さに目が行きがちですが、人の欲望の醜さや当時は異端の学説だった大陸移動説等も物語に盛り込んだ、社会派かつ科学的な作品です。 レオを巡る人々や動物たち(父親パンジャ、母親エライザ、そして奥さんライヤまでも)が次々と死んでいってしまう物語構成は非常に寂しい。レオも最終的には自己犠牲で、ヒゲオヤジの命を守るために死んでしまいます(泣)。 その壮絶なクライマックスを通して読者に伝えられた「すべての命は平等である」というメッセージが、その後『火の鳥』『ブッダ』『ブラック・ジャック』等にまでも引き継がれていくことを考えると、この初期手塚作品『ジャングル大帝』(1954年完結)の偉大さを改めて理解することができるでしょう。
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