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ポー訳詩集 大鴉
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 鍬谷書店 |
発売年月日 | 2009/06/01 |
JAN | 9784896291827 |
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ポー訳詩集 大鴉
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商品レビュー
5
2件のお客様レビュー
英語で読むと、 音、雰囲気やニュアンスが違う。詩はその国の言葉で読むのがいいと思った。 ねばーもあ!!
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ついに出ました、加島祥造が訳したポーの詩集『大鴉』が。 一度1995年に岩波文庫から出ましたが、気に入らなかったのか再訳を強く望んで今回の刊行となったという経緯があります。 そんな妥協知らずの彼は、今年86歳ながら益々健在で、荒地派の詩人としてばかりか、アメリカ文学者として主...
ついに出ました、加島祥造が訳したポーの詩集『大鴉』が。 一度1995年に岩波文庫から出ましたが、気に入らなかったのか再訳を強く望んで今回の刊行となったという経緯があります。 そんな妥協知らずの彼は、今年86歳ながら益々健在で、荒地派の詩人としてばかりか、アメリカ文学者として主に早川書房から、アガサ・クリスティやグレアム・グリーンやカーター・ディクスンやエド・マクベインなどの翻訳本を100冊以上も出していますし、タオイストとして老子を日本で初めて現代語自由詩で表すという快挙を成し遂げ、2000年に出た『タオ・・老子』がロング・セラーになったことは記憶に新しいですね。 19世紀に生きて40歳で夭折したポーは、推理小説の開祖だとかSFの近代化を促したとか大絶賛されていますが、確かにいま読んでみても『モルグ街の殺人』も『アッシャー家の崩壊』も『黄金虫』も『黒猫』も、少しも古びていなくて読み応えのある名作だと思いますが、詩人としての顔もあることはあまり知られていません。 私はたまたま、推理小説にもSFにも詩にも興味・関心があったので知り得て読んだというだけですが、これがなかなかのものなのです。 人間の言葉を話す大鴉が謎の訪問の末、主人公はジワジワと狂気に陥っていくという話なのですが、大鴉が発したNevemore(二度とない)という無気味な一言を、最後に主人公も叫んでしまうという、またぞろ無気味な様相で、超自然的な雰囲気に包まれた作品です。
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