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山登りの作法 SB新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ソフトバンククリエイティブ |
発売年月日 | 2010/03/25 |
JAN | 9784797354454 |
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山登りの作法
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商品レビュー
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770 岩崎元郎(いわさき・もとお) 日本の登山家。登山教室「無名山塾」主宰。東京都品川区大井町に生まれる。東京理科大学中退。1963年、18歳で昭和山岳会に入会後、1970年、山岳同人「蒼山会」を創立、1981年、ヒマラヤのニルギリ南峰登山に登山隊長として参加するも敗退。同年...
770 岩崎元郎(いわさき・もとお) 日本の登山家。登山教室「無名山塾」主宰。東京都品川区大井町に生まれる。東京理科大学中退。1963年、18歳で昭和山岳会に入会後、1970年、山岳同人「蒼山会」を創立、1981年、ヒマラヤのニルギリ南峰登山に登山隊長として参加するも敗退。同年11月に登山教室「無名山塾」を設立、著述や講演も通じて登山者の啓発活動に従事。中高年登山ブームの到来により、安易かつ危険な登山が増えていることに警鐘を鳴らしている。 ホームページ:www.iwasaki-motoo.com 山登りの作法 (SB新書) by 岩崎 元郎 山に登れば、元気になります。ホントですよ。そう、ぼくは、山に登れば元気になる、ということを言い続けようと思ったのです。 瞑想道場を主宰している先輩が教えてくれました。山は禅の世界である、と。人は、自我・自意識が働くと生命エネルギーを消耗するのだそうです。生命エネルギーの補充は、無我・無意識のときになされる、とその先輩は説明してくれましした。 山に登ると、息苦しいな、汗かいて嫌だな、体が重いな、来るんじゃなかったな、などと思いながら、それでも交互に足を出し続けていると、いつしか頭が空っぽになっていきます。知らず無我・無意識の状態になるのだそうです。 15 歳の秋、大人たちの手を借りず、自分たちだけで実施した河口湖のキャンプで山と出会って以来、山一筋 50 年。ぼくは、山から多くのことを学んできました。 まずはプランニングということで、企画力が身に付いたと思います。 ぼくも大好きだったマンガ「クレヨンしんちゃん」の作者が、西上州の荒船山の 艫岩 で転落死されました。「クレヨンしんちゃん」を読んでは、ゲラゲラ笑っていたぼくですが、まさか作者が山が好きで、よく一人で山登りに出掛けていたとは思いもよりませんでした。本当にお気の毒なことですし、残念でなりません。一人歩きもやむを得ない選択だったのであろうとは思いますが、もし一人でなく仲間と一緒の山登りだったら、状況は違ったものになっていたでしょう。 登山中の写真撮影時のアクシデントは、けっこうあるのです。ぼくの知り合いも、黒部の下の廊下でカメラのファインダーを覗きながら、撮影対象を上手く収めようと後退りして、崖道を踏み外して転落死してしまいました。 「クレヨンしんちゃん」の作者も仲間と一緒だったら、「それ以上崖に寄ると危ないぞ」と声がかかったりして、転落するようなことはなかったかも知れません。やはり一人歩きであったことを残念に思うばかりです。 再三述べてきたように、一人歩きはリスクが大きいからやめましょう。2人でも、一人が転倒して骨折して身動きできなくなると、救助を求めに行く人は単独行動になりますし、負傷者は一人きりで残されることになります。 3人では、負傷者に一人付き添うことはできますが、救助を求めに行くのは単独行動になります。これが4人となると、救助を求めに行くのも2人で行動できるので安心です。だから「趣味登山は4人から」という次第。 いくら気が楽だといっても、一人での山登りは避けましょう。仲間作りしなければならないからこそ、山は人生の道場になるのです。 岩場でハーケン(金属製のくさび)が抜けて墜落するとか、冬山で雪崩に流されるというのが、一般的にイメージされる山岳遭難事故のようです。自分は岩登りはしないし、冬山登山もしない、危険な登山はしないのだから、山岳保険に入っておく必要はない、と考えるみたいですね。そうじゃないんです。どんな山も非日常の世界なんです。 2009年の夏、北海道大雪山系トムラウシ山で悪天候の中、8人が低体温症で遭難死するという事故がありました。山の天気は急変します。それを知らず、ビニールガッパで平気な人は登山者とは呼べません。物見遊山の観光客が、登山ブームで山に目が向いただけのような気がしてなりません。
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※このレビューにはネタバレを含みます
職場の同僚に誘われて始めた山登りであるため、フラットフッティングとか3点確保といった基本中の基本も知らないままこれまでやってきたことを恥じ入るとともに、自身の危機意識のなさを猛省することとなった。 歩幅を小さくゆっくり歩くとか、肩幅くらいに二本のレールを想定し歩くとか、初心者の私にとっては目から鱗が落ちる思いがした。 次回、山に登るときには留意したいことが多々あったので、とても参考になった。 また、山のことを知りたければ、まず山の本を読むべしという教えに従い、少しずつ読んでいこうと思う。もっとも、著者も言っているようにいくら読書をしたからといって、山のすべてがわかるわけもなく、あとは実践あるのみ。
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登山をしていて当たり前のことなのだが、読んでいて出来てないことが多いことを実感できた。すでに山をやってる人もそうだが、これから山を趣味に始める人にも読んで欲しい一冊。
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