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砂上の同盟/米軍再編が明かすウソ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 沖縄タイムス社 |
発売年月日 | 2009/07/01 |
JAN | 9784871271936 |
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1件のお客様レビュー
この春に沖縄に行ったときに買った本。帰ってきてすぐ読んだが、なかなか感想を書けずにいた。著者は沖縄タイムスの記者で1年間アメリカのハワイに留学させてもらい、国防省関係者に取材してこの本を書いた。問題は沖縄の基地は絶対沖縄でなければならないかということで、それを関係者に聞きまくった...
この春に沖縄に行ったときに買った本。帰ってきてすぐ読んだが、なかなか感想を書けずにいた。著者は沖縄タイムスの記者で1年間アメリカのハワイに留学させてもらい、国防省関係者に取材してこの本を書いた。問題は沖縄の基地は絶対沖縄でなければならないかということで、それを関係者に聞きまくったのである。答えは、アメリカとしてはどうでもいいが、日本がいやがる。つまり、本土に移すのは本土で反対運動が起こるから、日本政府が反対するのだと言うのが答えだった。だから、このまま沖縄に置いておくのが無難というわけである。実際、著者の調査では、沖縄の海兵隊はいつも交替しているし、ふだんも他へ訓練などで出かけていていないのだそうだ。だから、なにかが起こったときすぐ駆けつけるわけではないのである。(戦争するにはまず議会の承認がいるが、尖閣くらいではアメリカ軍は動かない)第一、まだ実行されていないが、アメリカは沖縄の海兵隊の大部分をグアムに移すことを決定している。沖縄にいてすぐ狙われるよりグアムの方が安全ということもあるが、なにかがあったとき、グアムにいても充分行動はできるのだそうだ。もっとも、海兵隊が沖縄にこだわるのは、かれらがまずそこに星条旗を掲げたからで、いわば既得権にしがみついているに過ぎない。この本は、最近の辺野古移設の問題が先鋭化する2009年に書かれているが、今読んでも充分説得力がある。
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