農家が教える健康の知恵 野草・庭木・野菜・米ヌカ・木酢…で元気に暮らす 健康双書

農山漁村文化協会【編】

• 販売会社／発売会社: 農山漁村文化協会
• 発売年月日: 2010/03/10
• JAN: 9784540092961

商品レビュー

2019/10/07

素材別ではなく、シーン別。

米ぬかについて知りたかったのだけど、
結果色んな自然素材の万能さに目がウロコ。

みかんの皮、ヘチマ水、大豆の煮汁や、米ぬか等々。

今はこういった昔ながらの知恵や方法を
教えてくださるひとがいないので
とてもありがたい本。

色んなおばあちゃんの話が集約されている感じで
1人の意見ではなく、たくさんのおばあちゃんの知恵が満載。

めちゃくちゃよき！！！

2016/02/27

日本全国の農家さんの知恵。民間療法てきなもの。
米ぬかの活用法など気軽に使えそうな知恵も多くてためになるが、ワイルドすぎて目を瞠る知恵の数々がじわじわくる。

風邪の熱さましにはフナの三枚おろしを足の裏に当てフナがカラカラになるまでおいておく。
煎じたミミズで熱をとる。ミミズは半日水につけて泥をだしておく。
ヨモギ＋なんでもいいからそこらの３種の草をつばで丸めてぬると、切り傷の特効薬。
擦り傷、切り傷にムカデのゴマ油漬け。
ムカデにさされたらクモを手につぶしてぬれば痛みがなくなる。
など。

７月よもぎの花が咲く直前の葉をむしって日陰に干し、煎じてお茶1よもぎ２の割合で飲めば、体の臭いがとれる。寝たきり介護などに良いとのこと。

「劇的によくなるよ！」というクチコミにも恐れ入る。

2011/10/31

まえがきもあとがきも一切無く、ただただひたすら農家の知恵が列挙されています。
科学的・医学的知見等は一切なし。
〇〇市の☓☓さんが、こうやって便秘を治しています、というようなTips集です。
☓☓さんが言っていた、という話に徹することで薬事法もクリア？　しかも一つ一つの項目はかなり短い。このレビューと大差ない長さなのです。
変に科学的裏付けをしようとしていない、聞き書に徹するこの姿勢は、なかなか凄い。もちろん目的があって行為を勧めているわけだけど、ある意味無欲の本といえます。

ムカデに噛まれたら鶏糞をあてるとか、抜けないトゲにカマキリの油漬けだとか。納得できるTipsとトンデモ系が混ざっているように見えますが、いずれも農業やその周りから得られる自然物で構成されていることはとても貴重だし興味深いものです。