バトラーサイモン 外資系ホテルから歌舞伎座へ

吉積サイモン【著】

• 販売会社／発売会社: TAC出版
• 発売年月日: 2010/03/22
• JAN: 9784813236924

商品レビュー

2013/08/16

こんな人いたんだ？というのが最初の印象。まぁタイトルで言うほどバトラーな期間は長くないのでその点は微妙ですが、面白い人生を歩んでいることは間違いないし、彼の歌舞伎への愛はとてもよくわかります。そして歌舞伎座の裏事情的なものとかもわかるので、その点は面白いけど、まぁ書籍としてのクオリティは微妙ですね。独立したご本人の宣伝用の本という印象でしかないです。

2010/11/18

歌舞伎座の顔として長年勤めたサイモン氏の半生記です。
外資系ホテルのバトラーから玉三郎に引き抜かれて歌舞伎座に入ったという彼のこれまでの軌跡が語られています。
内容は、名古屋ヒルトンでの仕事の話がほぼメイン。
それに歌舞伎座での勤務話が加わるといった感じ。

この人を直接存じないので、大きな感慨もなく、（ふーん、こういう人がいるのね）とサクサク読みましたが、総括する立場の人間（会社の上部だけではなく、バトラーなどの総合担当も含める）は、その職場のすべての業務に自分が携わり、きちんと理解することが大切だという意見に納得しました。
見た目が外国人ということで、ほかの人よりは恵まれたポストを得ている彼ですが、その幸運を生かし、努力をして成果を上げているところにプロ意識を感じます。

きちんとした自分でいると、周りにはやはりきちんとした人が集まってくるものだなあと思います。　
ホテルという華やかなサービス業の裏に隠れた、地道な業務形態についての記述は、興味深く読みましたが、てっきり歌舞伎座メインの話を斬新な切り口で語ってもらえるものと思っていたので、少しあてが外れた気分でした。

・むらかみかずこさん（手紙愛好家）から読書会の際にご紹介いただいた本。

2010/06/16

入口で切符をもぎるサイモンさんは知っていたので、こんな経歴の持ち主だったというのは興味深かったです。
ただ、期待していた歌舞伎座についての内容が少なかったのが残念。
本書はどちらかというと自己啓発本と思って読むほうがいいのかも